私が相談に乗っていて、「この人の相談にはのりたくない」と思う人がいます。
その人は、会社の同僚と不倫関係にあったのですが、奥様にそれを知られてしまったようなのです。
「慰謝料とか・・・請求されるんでしょうか?」
彼女の心配していることはそこでした。
慰謝料が請求されることは当然でしょう。
それでも好きだから付き合っていたのではないのですか?
軽い気持ちで付き合っていたのだとしたら、それがバレたときに、お相手の奥様がどれだけ傷つくのか考えたことがありますか?
軽い気持ちで付き合う。
どのような気持ちで付き合っていたとしても、奥様が慰謝料を請求する権利はあるのです。
「慰謝料を請求されるのかはわかりませんが、それは仕方のないことです」
そう、答えると
「占い師に相談したところ、彼にまた連絡を取ると慰謝料を請求されるからやめた方が良いと言われました」
占い・・・
占いでどういわれたかではなく、現実を見ないといけません。
「それで、あなたは慰謝料を払ってでも彼と連絡を取りたいのですか?」
と、聞くと
「いえ、取りたくありません」
「では、そのまま連絡をとらなければいいのでは?」
このようなやりとりが続くのですが、結局は「慰謝料を払いたくない、でも連絡は取りたい」
そういうことなのです。
腹をくくれ。
不倫をするというのは、誰かを傷つけることも、慰謝料を払うことも覚悟の上で、それでもその人と付き合いたいのかどうなのか。
リスクがあってもどうしても止められない想いがそこにあるのかどうか。
止められるならやめておいたほうがいい。
慰謝料をとられるなんてバカバカしいでしょう。
でも、どうしても止められないほどに惹かれあってしまった結果なのであれば、潔く慰謝料を払いなさい。
妻側に「私は本気でした」「本気で愛し合っていました」と伝えたいのであれば、素直に慰謝料を払うことです。
ただし、妻側に言われた通りに支払う必要はありません。
慰謝料についてはまた後日に記載します。