不倫否定派の人は、自分が不倫をするなど思いもしないのです。
そんなことをするなんて、考えられない。
不倫する人の思考回路がわからない。
頭がおかしいんじゃないか。
人を傷つけて平気なのか。
いろいろな考えがあるでしょうし、それは当然だと思います。
そして、不倫など許せない、絶対に不倫などしないと思っていても、してしまうこともあるのです。
結婚して20年。
夫婦仲良く暮らしてきた。
子供にも恵まれた。
それでも、ある日突然、魅力的な異性に惹かれて恋に落ちてしまった。
それまでは、恋愛感情も忘れていたし、不倫など他人事だと思っていた。
なのに、どうしても気持ちが止められない。
悩んだ挙句、2人は不倫という関係になった。
パートナーのことは今でも愛しているし好きだけれど、どうにも気持ちが止まらない。
そんなこともあるのです。
おそらく、この人はパートナーを愛しているのではなく、自分自身を愛しているのでしょう。
本当にパートナーを愛していたら、不倫などはできません。
他の異性に気持ちが行ってしまうことは誰にでも起こりえることですが、
そこで一線を越えてしまうのは、パートナーへの想いよりも自分の気持ちを優先した結果であり、
一瞬でも、パートナー以上にその異性を欲したからでしょう。
長年連れ添ったパートナーが異性ではなく家族になってしまった。もちろん、家族は大切だ。
でも、恋心が甦ってしまって止められなかったのでしょう。
良い悪いでは言い切れない世界です。
人間も動物です。
理性よりも本能のほうが優れているのかもしれません。
ただ、社会生活を円満に送るためには理性も必要でしょう。
ですが、理性だけでは心が満たされないこともあるのでしょう。
理解できないと思っていても、もしかしたら、あなたにもそんな日が来るかもしれません。