みなさん、こんにちは~
今回は、私が就職活動をする際に一番重要だったと考える軸について説明したいと思います。
まず、何のために働くかといえば、大半の人が「お金を稼ぐため」でしょう。
お金は生きていく上で必要不可欠なものですから、ほとんどの人にとって当たり前のことですよね。
就職活動をする際に、「自分の興味」「社会貢献性」「報酬」「福利厚生」等の軸があるかと思いますが、この中でもっとも自分の決定に影響を与えたのは、「ワークライフバランス」、つまり、「お金と時間のバランス」です。
なぜ、ワークライフバランスを重視したかは順を追って説明します。
就職活動を始めた当初、自分はなぜ就職するのか?なぜ働くのか?という自問自答を繰り返しました。
その結果、やはり「お金を稼ぎたいから働く」ということが強くわかりました。理由は先述の通り、お金がなければ満足な生活ができないためです。
このような動機で就職活動を始めたため、第一スクリーニングでは、「報酬」がとにかく高い業界に絞りました。
もちろん、報酬が高い業界にも、様々な種類があり、特徴も異なります。
わかりやすく違いを言えば、激務度と報酬は比例しているということです。
つまり、サラリーマンとして働く以上、時間が増えるほど、報酬も増えるという構図です。
第一スクリーニングで残った業界は、主に投資銀行、コンサルティング、総合商社、資産運用、デベロッパーです。
次の第二スクリーニングでは、自らが時間とお金をそれぞれどの程度欲するかを考えました。
これがいわゆるワークライフバランスです。
もちろん、個人の価値観の違いによって、このバランスは異なります。
極端な例を言えば、コンサルティング業界では「ワークライフバランスなどという言葉の存在自体がおかしい、ワークは自分の好きなことなのだから、ワークとライフの区別はつかないはずである。」という激務を肯定するための謎理論も飛び交っていますから(笑)
日常的にチャートを監視している私でも、ワークとライフは別物と考えています。
では、実際にどのように第二スクリーニングを行ったか例を用いて紹介したいと思います。
例としては、大卒、30歳時点(新卒から転職無しで勤務)、東証一部上場企業(と同等レベルの企業)の給与として以下の3つの職(業界)を利用します。
※サラリーマンの平均年収は460万前後といわれていますが、就活をしていく中で実際に見聞したおおよそのモデルケースを採用しています。あくまでも一例ですので、こんな職業存在しない!と思っている方は、そう思ったままで結構です。批判コメント要りません。
①残業月20時間で年収700万→メーカーなど
②残業月40時間で年収1000万→デベロッパー、金融など
③残業月100時間で年収1500万→コンサル、投資銀行など
どのスタイルを選ぶかは、個人の価値観によりますが、高年収激務を選んだ場合、所得税で結構持っていかれてしまうので、手取り額で考えるとコスパが悪くなります。(もちろん労働時間が増えれば、体調も悪くなるでしょうし、健康を害し寿命も縮むでしょう。)
所定労働時間を1日8時間、月20日出勤とした場合、おおよその年間労働時間と手取り額は以下になります。
①2160時間、540万
②2400時間、740万
③3120時間、1040万
つまり、時給に換算すると
①2500円
②3080円
③3300円
となります。①と③ではやはり大きな差がありますが、年収でいうと300万しか変わらない①と②では時給は580円違うのに対し、年収で500万違う②と③では、時給は220円しか変わらないんですよね。
このことからも、個人的には②の残業月40時間で年収1000万ぐらいがコスパが良いと思っています。
世間的な体裁も、1000万のっていれば悪くはありませんし、ワークライフバランス的にも所得税的にも一番良いのではないかなと思っています。(もちろん給与そのままor上昇で残業を減らせればこの上ないです。)
実際、これに気づいてからは、コンサルや投資銀行の内定や残りの選考をすべて辞退しました(笑)
もちろん、個人の価値観に基づいた選択ですので、コンサルや投資銀行でバリバリ働いて稼ぐという方はその道を頑張ってほしいです。
(コンサルでは微妙ですが、投資銀行ではVPで年収2000万も目指せます。責任や必要なスキルは高度ですが非常に夢のある業界です。)
この第二スクリーニングの結果、最終的には金融系の中でも残業等が少ない資産運用会社を選択しました。
価値観は人によって違うと思いますが、自分の希望する生活水準から、最低でもほしい年収の水準を計算し、それを満たす会社を絞る。
その次に、絞られた企業の中から、ワークライフバランスに着目するというスクリーニングの方法は非常におすすめです。
入社後の社会人生活のギャップも小さくなると思いますし、人生の計画も立てやすくなるので。
いかがでしたでしょうか?
みなさんも、ワークライフバランスに着目した就職活動・転職活動を行ってみてください
ではまた~