お風呂場で、常連さんと思われるおばあさんから、声をかけられた。
おばあさんによれば、
燕湯は、よく新潟方面からの観光客が寄るのだそうだ。
上野に着いたら、御徒町まで出て、燕湯にはいって、松坂屋で買い物をして、東京で行きたいところにゆくそうなのである。
あなたも色が白いから、新潟からやってきたのかと思った、と、おばあさんは語る。
雪が深くなるから、何もできなくなるからね。とお話しは続く。。
朝湯で、営業し続けていることができるのは、そのためなのかもしれない。
ところで、燕湯は、登録有形文化財なのだ。
花のお江戸で、朝湯にはいり、大江戸観光、百貨店でお買い物。
そこが、江戸情緒を残す、立派な建物であれば、嬉しさも倍増するというものである。