我が家の15歳8ヶ月のパピヨンが亡くなった時の様子の続きです。
土曜日の朝に病院に行った後は、ちょっとずつですが、何度かお水と栄養ドリンクをフィーダーで飲み、少し元気になったような気がしました。
ぐったりと寝ている時間が減り、目がしっかりしている感じでした。
もう少し長生きしてくれそう。
病院に連れていって良かった。
そんなふうに思いました。
しかし、わんと小さく鳴いて要求するのはあいかわらず。
家族みんなで、お水をあげたり体勢を変えたり、抱っこしてあげたり過ごしました。
夜、夕食を食べ終わってテレビをつけてのまったり時間。
わんこがまた「わん!」と鳴きました。
トイレかと思って娘が立たせてみると、おしっことうんちをしました。
その後、シートを変えたり、お尻を拭いたりバタバタしていると、
娘が、
「わんこと目が合わない、」と言い出しました。
本当に急でした。
その時がわんことの最期のお別れでした。
息が苦しそうにハアハアなることもなく、心臓がドキドキすることもなく、
静かに息を引き取りました。
苦しまずにお空に飛び立てたのは良かったです。
でも、あまりに静か過ぎて、しばらくは本当に亡くなったのかわからなくて、お腹に耳を当てて心臓の音を聞いてみたり、触らないでお腹が動いているか確かめてみたり、軽く心臓マッサージしてみたりしました。
しばらくして、段ボールの中に移動させたのですが、
それでもまだ亡くなったことが信じられなくて、
眠っていて起きるんじゃないかと、翌朝まで何度も段ボールの中を覗きにいってました。
翌朝(日曜日)になると、娘が急に綺麗にしてあげたい。と言い出し、濡れタオルで身体を拭き、くしで毛玉を取ったりしてました。
ここ最近は餌がウェットなものに変わり、食べるのも下手くそになったのもあって、何度タオルで拭いたりブラッシングしてもすぐ顔周りが汚なくなってました。
娘のおかげでここ最近で一番綺麗なわんこになったと思います。
その後、娘が「最後に抱っこしても良い?」と聞くので気が済むならと思い、
「いいよ。」と返事しました。
娘はそっとわんこを抱き
「かたい…」と激しく泣き崩れてました。
死後硬直していたみたいです。
後で聞いたらこの時、わんこが死んだことを本当に頭で理解でき、あきらめがついたというようなことを言ってました。
平日は仕事があるので、家族全員でお別れをしようと思い日曜日の夕方にペット用の斎場に連れて行きました。
きちんと送ってあげたいという家族の意向で、喪服もきちんと着て、棺やお花も用意してもらって、個別火葬をしてもらいました。
はじめて我が家に来た日のわんこです。
我が家に来てくれてありがとう。
15年半。本当に楽しかったよ。