これまでブログで報告していた姉の観測事例について、検証レポートという形でまとめてみた。
過去のブログで書いた通り、話をしている最中に姉も三機能を認識しているのかもしれないと気づいたことがきっかけだった。
検証は、原理や仮説をもう少しまとめてからにしようと考えていたので、姉への説明には至らないところがあったと思う。
ただ、現時点で1例でも検証できたおかげで、新たな仮説を考えられたり、見直しができたりして、今後に繋がる大きな発見だった。
自己アライメントが私一人の特例ではないのかもしれない、と希望が持てた。
姉は身内である分、コミュニケーションも取りやすく、これまでのことなど把握できている部分も多かったので、早期の検証でも安定した稼働になったと思っている。
今後、検証をするには他者の協力が必要となるけれど、それはもう少しまとまってからにしたい。
レポート内でも触れているけれど、仮説やレポートを読んで実施したとしても効果の保証はできないし、逆にメンタルが不安定になる可能性もあるので、あくまでも一事例として読んでもらえるとありがたい。
このレポートについて
本レポートは、自己アライメント(主要三機能仮説)に関する検証プロジェクトの観測記録です。
記載内容は一事例の観測結果であり、効果を保証するものではありません。
今後も継続観測を行い、原理・仮説の修正や検証を続けていきます。
検証レポートNo.2
仮名:姉
年齢:50代
性別:女性
初期状態
2026年5月
観測
本人が一人で遠出した際、「今、何をしたらいいのか」が頭の中で自然と浮かんでくる感覚を経験した。
本人は当初、それを妹(筆者)が話しかけているイメージとして認識していた。
また、過去にもピンチの際、「冷静になって」と促すような声を脳内で感じた経験があったという。
検証プロジェクト開始
2026年6月
三機能仮説(知性・感情・実行)について説明。
本人が理解しやすいよう、それぞれの機能に名前を付けた。
感情に名前を付ける過程で、幼少期の抑圧していた記憶を偶発的に想起。
その後、
- 感情からのメッセージ
- 知性からのメッセージ
を自然に受け取れる状態になったと本人は表現した。
参照記事↓
『【自己整合】「主要三機能(知性・感情・実行)仮説」の観測報告』
経過観測
認識後 約1週間
観測
本人は、知性・感情・実行が横に並び、手をつないでいるようなイメージを持つようになった。
知性・感情との対話が日常的に行われているとのこと。
認識後 約1~2週間
観測
認知負荷が高まったためか、一時的にメンタルダウン。
実施内容
三機能を「横並び」ではなく、背面で自然に稼働するイメージへ変更することを提案。
あわせて、新OS・旧OSの考え方を用いて説明した。
認識後 約2~3週間
観測
メンタルダウン時の状態を詳しく聞き取ったところ、本人は
「どうすればいいの?」
「どうして何も教えてくれないの?」
というように、知性・感情を自分自身ではなく第三者として扱っていたことが分かった。
背面稼働へ変更後は、本人より「少し落ち着いた」との報告があった。
実施内容
以下の記事をもとに、本人自身の価値基準について一緒に整理した。
参照記事↓
『【自己整合】価値基準を探るQ&A』
『【自己整合】自己評価を測る絶対参照と相対参照』
認識後 約3~4週間
観測
三機能は背面で安定して稼働している様子。
本人より、以前は忙しくなるとパニックになりやすかったが、現在は優先順位を素早く判断できるようになったとの報告があった。
また、タスク処理そのものに満足感を感じることも分かった。
実施内容
本人が自覚していなかった「優先順位付けが得意であること」それに伴い「タスク処理が早いこと」について伝えた。
認識後 約4~5週間
観測
三機能は引き続き安定している。
本人は、以前は「自分がないような、フワフワした感覚」だったが、現在は「石のようなものがどっしりある感覚」になったと表現した。
また、
- 必要な情報・不要な情報を以前より早く判断できる
- 外部評価に振り回されにくくなった
- 「私はどう思う?」「私はどうしたい?」と自然に考えるようになった
- 「どうせ〜」という否定的な思考が減った
- 以前は数回でやめていた語学学習アプリを約1か月継続できている
- 新しい学習にも興味が向くようになった
- 状況の変化はないが、自分の内面は良くなっているように感じる
との報告があった。
仮説との対応
上記の「石のようなものがどっしりある感覚」という本人の表現は、自己肯定感二層構造仮説における
基盤層の安定に対応する可能性がある。
参照記事↓
『【自己整合】自己肯定感はどんな仕組みなのか?:自己肯定感の二層構造仮説』
現時点でのまとめ
観測された変化
- 三機能を認識し、日常的に活用するようになった
- 一時的な認知負荷の増加はあったが、運用方法の調整により安定した
- 外部評価への依存が減少した
- 自己参照(「私はどう思うか」)が増えた
- タスク処理や学習の継続性に変化が見られた
- 本人は自己の安定感が増したと表現している
今後の課題
本事例は筆者を除いた一例のみである。
今後も継続観測を行い、
- 変化の持続性
- 他事例との共通点・相違点
- 三機能仮説との整合性
について検証を続ける予定である。


