福島県二本松市内のマンション1階の室内から、屋外より高い放射線量が測定された問題。放射能汚染の被害が、思わぬ場所から出てきたのは今回が初めてではない。

 原発事故から約4カ月が経過した昨年7月、福島県産の牛肉から食品衛生法の暫定基準値を超えるセシウムが検出された問題では、牛が汚染された稲わらを食べたのが原因だった。

 当時、農林水産省は牛の飼料となる牧草に放射能汚染の基準値を設けていたが、同じ飼料の稲わらは「想定外」で基準を設けていなかった。汚染された牛肉は東京都、横浜市、仙台市など広範囲に出荷された。

 原発から離れた場所で局地的に高い放射線量が観測される地域「ホットスポット」の出現も想定外だった。約200キロ離れた千葉県柏市では、事故後の激しい降雨(3月21日)の後、原発により近い茨城県内よりも高い線量を観測。側溝の破損部分付近では1キログラム当たり45万ベクレルという高濃度の放射性セシウムが検出された。

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