旧ソ連のチェルノブイリ原発事故(86年)で被災した子どもを支援する札幌市のNPO「チェルノブイリへのかけはし」の野呂美加代表の講演会がこのほど、松茂町で開かれた。多数の子どもが今も事故の後遺症にさいなまれるベラルーシ共和国の現状を報告した野呂代表は、「福島の子どもも同じような状況にある」と一時的な避難の受け入れなどへの支援を呼び掛けた。
 NPOは92年からベラルーシの子に日本で約1カ月保養してもらう活動に取り組み、過去に648人を受け入れた。今年は福島県の子ら44人を北海道や海外に招いている。
 ベラルーシでは今も放射能の影響が残り、原因は汚染された土壌で作られる農作物にあるという。野呂代表は「福島の子たちも同じ状況。安全な場所に避難させ、安全な食べ物を食べさせることが必要」と強調した。
 また同県以外でも局地的に放射線量が高い「ホットスポット」が各地にあることから、「徳島など汚染のない地域で生産された食料を供給したり、保養場所として子どもを受け入れて」と訴えた。
 「かけはし」の支援内容はホームページ(WWW.kakehashi.or.jp)で紹介している。【阿部弘賢】

11月12日朝刊

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