マックちゃんさんからのある意味鬼切りなトコから引き継ぎました18話!!



バトンが回って来たのが久々過ぎて総読み返しからスタートしました私。(笑)



前回書いた時よりメロキュンを上げようと目論んでますが…出来るかなぁ!?




最早リンクは貼れません。
参加してらっしゃるマックちゃんさん始め、風月さん、魔人seiさん、美花さんケロさん等々書ききれない壮々たるメンバーさんのとこから跳んで下さいと不親切な案内をかましつつ、スタートしたいと思います。










いつも俺の腕の中に 第18話






非常階段での練習が良かったのか悪かったのか、『加絵』が『鳴海』に気持ちを仄めかす問題のシーンで、京子は緒方からダメ出しを食らっていた。



「京子さん、そこはあくまで気持ちを仄めかすくらいで、サラッと言ってしまって大丈夫です。
そういう告白も良いんですが、『加絵』は恋に奔放な女性ですから思い詰めた様な告白はもう少し後で…ね?」



「は、はい。
もう一度お願いします。
…すみません、敦賀さん。」



緒方の指摘を受けて京子は一つ深呼吸すると、最初の立ち位置に戻って軽く首を横に振った。



「大丈夫だよ。
まだ2テイク目だろ。
“好き”にも色々パターンがあるんだから、君の相手なら喜んで幾らだって付き合うよ?」



100テイクだってね、と悪戯っぽく笑う蓮に思い詰めた表情だった京子が顔を紅くして反論した。



「んもうっ!!
そんな意地悪言わないで下さいっ!!
第一そんなにテイク重ねたら私の心臓が持ちません!!
次でちゃんとOK貰いますっ!!」



スタッフキャスト一同に笑いが起こり、変に力が入っていたのが抜けたのか京子は自然に『加絵』として“好き”が言えたのだろう。


それ以上テイクを重ねる事なく、問題のシーンをクリアしたのだった。



…蓮がNGのツボに嵌まって“好き”を連発して欲しかったと内心思っていたのは勿論お決まりパターンであったが。



「…お疲れ様でした。
敦賀さん、さっきはありがとうございました。
私、気負い過ぎてたみたいです。
敦賀さんがあんな風に言って下さったから気持ちが楽になって撮影に臨めました。」



その日の撮影が終わり、社からこの後の仕事もないから都合が良ければ食事に付き合ってやってくれと頼まれたキョーコは、寧ろこちらからお願いしようと思っていたのだとスタジオの出口で申し出ていた。



これにはスタッフキャスト一同が驚愕した。


未だ嘗て京子は同性の誘いに乗ること、同性を誘うことは稀に有ったものの、先輩とはいえ異性を食事に誘うなど一度として有りはしなかったのだから。


しかもそれを聞いた時の蓮の蕩けんばかりの笑顔。



「…あの…もしご迷惑で無ければ、なんですが…。」


おずおずと申し出たキョーコに、迷惑だなんてある訳ないと蓮が破顔で返すと、キョーコもまたそれはこの上なく愛らしく微笑み返し、2人仲良く一同に挨拶して、社とセバスチャンを伴いスタジオを去っていった。



「…あれで付き合ってないなんて、絶対に嘘だよなぁ…。」



「…だけどさ、あの2人が付き合ってたら、絶対隠すんじゃね~かなぁ。」



特に京子ちゃんが隠したがるだろうな、あの性格からしてさと言うスタッフに周囲も同意する。



それにしてもさ、と口を開いたまた別のスタッフに視線が集中する。



「…あんな蕩けた顔の敦賀さん、見た事ある?
京子ちゃんを見てる時の敦賀さん、何だか可愛く見えるわよ?
…女の勘だけど、意外と敦賀さん、恋愛経験値低いのかもよ?」



女性スタッフの言にまさかぁ、と口には出したものの一同あり得なくはないと思っていた。



「…京子ちゃんが隠したがっても、敦賀さんが堂々と公表して邪魔者を排除したがりそう…。」



女性スタッフの呟きに、誰一人として否やを唱える者の居ない緒方組であった。




「…申し訳ありません、敦賀さま。
私は社長に本日の業務の報告と、明日のスケジュールの確認がございますので近くの駅で降ろして頂ければ、そこから社に戻ります。
京子は明日の朝そちらへ迎えに行きますのでお願いできますでしょうか?」


都内に向かっていた蓮の車の中で始まったセバスチャンの穏やかな口調のしかし中身は爆弾発言な言動に、蓮は思わず急ブレーキを踏んだ。



「んなっ!?」



「きゃっ!!」



「ごっ、こめん最上さん!!
 大丈夫!?
  セバスチャンさん、何を!!」



危うく最愛の少女をむち打ち寸前にするところであった蓮は後部座席のセバスチャンを睨み付けたが、当の本人は知らん顔である。



「…あぁ、丁度良かった。
京子、ちょっと一回車から出て下さい。
明日は7時に敦賀さまのご自宅に迎えに上がりますので、今夜はお2人で過ごしなさい。
さ、社さん。
一緒に社に戻りますよ。
それではお疲れ様でした。
失礼いたします。」



「ちょ、ちょっと待って…っ!!
  せ、セバスチャンさぁん…っ!!」



有無を言わせずセバスチャンはてきぱきと帰り支度をするなり、唖然茫然の社を引き摺るようにして少し先に見えていた駅へと姿を消してしまった。



臨時マネージャーを呼び止めたにもかかわらず残されたキョーコは蓮と共に2人の消えた駅の方を見詰めていたのだが、ここにいても仕方がないと蓮に促され、戸惑いながらも再び車に乗り込み夜の街の中に紛れていった。




「…良いのかなぁ~!?
キョーコちゃん未成年ですよ!?」



「…何を今更。
社長から何度も京子が敦賀さまのマンションにお泊まりしていると伺っておりますよ?
今更取り繕っても無駄でございます。」



車から死角になる場所から様子を伺っていた社とセバスチャンがそんな会話をしているとも知らず、蓮とキョーコはドキドキの夜のドライブデートを始めたのだった…。











…だからメロキュンは何処行ったの!?←自己ツッコミ



甘くなぁいいぃ~(ToT)



いいもんっ!!きっと次のお方がもっとメロキュンしてくれる筈だしっ♪



…という訳で私はここまでで書き逃げさせてもらっちゃいます!!



因みにうちのキョコたん、プライベートは《キョーコ》、仕事は《京子》で変えてます

はい、こっちも間が開きました。


皆さん長すぎて最初の方なんか分かんなくなってませんか!?


お浚いがてらすっきりきっぱり言っときましょう!!


これは『“誰が一番”バカ尚に正義の鉄槌を下しダメージを与えられるか』がテーマです!!



さて目下のところ“誰が一番”尚にダメージを与えているのやら…私にも判りません。(笑)


そして当たり前のように開き直っていっちゃいますが、芸能界にも音楽業界にも無縁な私、収録やプレス、プロモーションに至るまで全くの想像です。



実際は知らないのでツッコミ無しでお願いします。


それでは行ってみましょう!!











結局レコーディングは主題歌一曲を一番最後にすることで考える時間を作り、更に春樹が練りに練った最終手段を内密にすることで吉野とも話が着いた。



しかしスケジュールギリギリまで粘ったものの、結局どれだけ頑張っても春樹からのOKは出ずじまいで、尚としては不本意極まりない初の細切れ繋ぎ合わせの一曲になった。



「…こんなの初めてよ。
残念だけど、この曲だけは感情が込められない曲として出すしかないのかしら。
でなければもう一つ手段がない訳じゃないけど…尚としてはどうかしら?
このまま細切れ繋ぎ合わせの曲を不破 尚の曲として世に出すか、楽曲提供として別の歌手に歌ってもらうか…。」



貴方ならどっちを選ぶ?と目を向けられた尚は、困惑するしかなかった。


不破 尚としてのクオリティを落とすか、歌えなかった己の非を認め、楽曲提供という名目を付けて誰かに歌ってもらうか。



プライドの高い尚にとって選べる答えは一つだった。



「…分かった。
ミル…麻生さんがそう判断したなら、俺に言うことはないよ。
楽曲提供で手配してくれ。」



歌う人間の人選も任せるからさ、と尚が付け加えると春樹は心得た様に頷いた。



「分かったわ。
但し後から文句言わないで頂戴ね?
任せるって言ったのは貴方なんだから。」



春樹と吉野が腹の中で黒々とした笑みで北叟笑んでいることも知らず、尚は収録の済んだ曲のチェックに意識を向けていた。



それから一月経った頃、尚は人選を春樹に一任した事を猛烈に後悔することになる。



「…何でキョーコが俺の歌を歌ってんだよっ!?」



尚が知らぬ内に既に収録され、シングルカットでプレスに回っていた例の映画の主題歌の試作品に、尚は愕然としながらも苛立ちを春樹にぶつけた。



「…映画の主題歌である以上、出演者に歌ってもらうのが一番いいって緒方監督と話が着いてね。
で、役どころとしても京子ちゃんが一番いいだろうという事で決定したのよ。
今さら無しになんかしたら損害額半端ないから駄目だからね。
第一人選は任せるって言ったのは貴方よ。」



文句なんか言わせないとばかりにすっぱりと言い切った春樹に茫然とした尚は、最早返す言葉も見つからず黙り込んだ。



「それにしても京子ちゃんがあれほどの歌唱力の持ち主だとは思わなかったわ~。
女優業に重きを置いて活動してるだけに感情の込め方も巧いしね。
久々にウズウズしちゃったわよ♪」



これを機に本格デビューしたらもう全力で取り組んじゃうのに、と新しい遊びでも見つけたが如き春樹のはしゃぎ様に、尚は捨て台詞を吐くだけだった。



「はんっ、曲が良きゃ誰が歌っても売れるだろ!?」



その言葉に春樹がすかさず反論した。



「…あらそう?
歌手が違えば印象も変わるわ。
貴方と京子ちゃん、同じ日に同じ曲で発売することがさっき決まったの。
さぁ、どっちがより売上を伸ばせるかしら?」



映画のいい話題作りになるでしょ、と言ってのける目の前の美女は、本当に自分の知る音楽プロデューサー、麻生 春樹かと尚は自分の記憶を疑ってしまった。



PVは一本撮りで行くからと言い放たれ、最早言い返す気力も失せ欠けていた尚が紹介されたのは、かなり独特な雰囲気を放つ個性的な一人の男だった。



「紹介するわね。
黒崎 潮監督よ。
貴方もCM出演してるから知ってるだろうけど、そっち方面ではかなりのビッグネームなの。
今回の曲のイメージから彼の芸術的な映像をお願いしたくて、無理言ってPVの監督をお願いしたってわけ。」



そう言えば前に遇わせた事があったわねと笑った春樹に視線を送り、尚は眼前の個性豊かな男に頭を下げた。



「…改めてよろしくお願いします。
不破 尚です。」



吉野が席を外していた為一人で挨拶せざるを得なかった尚に、ほぼ初対面の筈の黒崎から信じられない言葉が浴びせられた。



「お~?
少しはマシになったか?
俺の中じゃ、“不破 尚”は挨拶一つ満足に出来ねぇ自惚れ屋のふんぞり返ったお坊っちゃんってイメージだったからな。」



あまりの言われように唖然として言葉も無かった尚に、春樹の辛辣な追い討ちが掛けられた。



「そういう評価が裏であったのは事実なのよ、尚。
…まぁ実際はその上に甘ったれもつけた方が良さそうなんだけど…。」



こうなると完全に言い返す気力も失せた尚は、半ば魂が抜けた様な有り様で吉野に頭を小突かれるまで身動き一つせずに立ち尽くしていた。











…う~む、春樹女史きっついなあ。


今のところ1位は春樹女史で決まりです♪(o^o^o)

突発的ウルトラショートです。(^。^;)


書き逃げものですがご容赦を。m(__)m











「トリック・オア・トリート!?」



そう言われれば大抵はお菓子を差し出すのがハロウィンというもの。



「…じゃあトリックで♪」と笑顔も綺羅綺羅しく返してくださった大先輩に、マイクロミニの魔女っ娘スタイルで土下座de号泣した新人タレントが目撃されたのは事務所のロビーであった。



そして同じ事務所の中で菓子に埋もれた壮年の男が一人。



「…なぁんで皆、最後まで俺に言わせずに菓子を放り投げて逃げるんだかなぁ…。」



その呟きを聞くともなしに聞いていた社員たちは心の中で叫んでいた。



《貴方の悪戯が阿鼻叫喚を喚ぶのが確実だからに決まってんでしょうがっっ!!》








ね?
書き逃げものでしょ?
(;^_^A