それはある若き日の青春の思い出の1ページ
そうあの事件は思いもよらぬ方向から・・・
さる会社に勤めていた私は、彼女とも別れ
寂しい一人暮らしをたんたんと過ごしていた
年も暮れに近く、吐く息は白く跡を残すほどの寒さ
暗い夜道をひたすら真っ直ぐ歩いているうちに
足のつま先がまだあるのかい?と問いかけるほど
の冷たさになり、それでもひたすら家に向かって
歩いていた。家々の灯す明かりが自分のアパートの
明かりより暖かく見え、いっそう寂しさを増していく中
気付くと自分のアパートの前に着いていた
凍える手に自分の優しさの息をかけながら
鍵を開け暗闇への扉を開いた
誰も待っているはずもなく真っ暗で底冷えのするその
アパートに「ただいま~」といいながら入り、馴れたそのアパートに
明かりも付けずに入っていった
いつもの電気のスイッチが移動するハズもなく
冷たい廊下を噛みしめるかのようにトボトボと
無機質な作りのアパートのギシギシとたてる音と共に
家に灯す光を求めて進んだ・・・・とその時!!