最近ニュースを見てると厭な事件ばかりでくらい気持ちになりますね。
フランス、ドイツ、アメリカ…日本でも。たくさん人が死んでしまう事件ばかり。
祈りの言葉も日常化してしまって怖いくらいです…。
フランスはいつか行ってみたい場所だったけど、しばらくは無理そうだな

そんな中、アメリカでの銃乱射事件を受けて、プリンス君がツイッターでいろいろ発言していたようなのですね。
でもなんだか叩かれてしまったようで…。
拾い読み程度ですが。
問題となったのは、プリンス君のAll lives matterというハッシュタグ。
[どんな人種の命も大切にしよう]というメッセージです

まっとうなメッセージだと思うけど、これに反発する人たちがたくさん。
なんでも、アメリカには3年前、似たような事件を受けて、black lives matter[黒人の命を大切にしよう]というタグが作られていたそうです。
そして、プリンス君が使う以前から、その対抗としてall lives matterというハッシュタグも誕生していた背景があるのだとか。
このall〜のタグは、「みんな辛いんだよ。黒人だけじゃないんだよ〜」っていうメッセージがあり、人種差別の問題をすり替える作用があるそうです。
黒人の問題をないことにしようとしている、問題から目をそらさせている!と、一部の人からすごく反感をもたれているタグらしい…。
だからそういう人たちから…
パパの肌の色を思い出せ!
とか、
They don't care about usをちゃんと聴け!
とか。
そんな言葉がプリンス君に投げられていました。
でもねー…。
私はこれを見てて、Michaelならどっちを使うかなーと考えた時に。
絶対にallを使うと思うんだよね。
プリンス君は間違ってないと思うんだよ。
プリンス君がMichaelの子供だからとかそんなかばうような気持ちは抜きにして、ほんとにallで合ってると思う。
そしてこのツイッターのやりとりを通して見えてくるのは、Michaelが発してきたメッセージは良くも悪くもいろんな解釈を持たれているということ…。
そしてそれは私が考えるに、本人が望んだものとは、ちょっと違う受け取られた方をしているような気がする…。
そして、それがなんかすごく悲しくなる

まず、アメリカ社会に「みんな大変だよね!だから人種的にはみんな平等だよね!誰かが特別かわいそうなんてことはないんだよ!」っていう思想によって、黒人が受けている差別を隠蔽する動きがあることは確かなのです。
前にブログにも書いた気がするけど、肌の色の区別をしないカラーブラインドの思想です。
肌の区別はしないって聞こえはいいけど、これがちょっと曲者。
都合良く、みんな同じだから黒人が今も受けている差別、貧困も問題にはならないよねって方向に持っていく都合のいい口実になってしまうのです。実際は社会的援助が必要でも…。
だから彼らがallに対して怒るのは納得できる。
でもね、プリンス君が使ったallはまったく違う意味合いのallだと思うのだよ…。
そして、それはMichaelの音楽の根底にあったメッセージと同じはず。
They don't care about usは黒人のプロテストソングじゃない。
プリンス君にとやかく言う前に、君、もう一度よくこの曲を聴きたまえ。
お願いだからMichaelの曲を、ちゃんと聴いて。
と言いたくなってしまいます

えらそーにごめんなさい。
ゼイドンでMichaelが攻撃したのは白人ではありません。
黒人にだけ、一丸となれといったわけではありません。
Michaelがあの曲で攻撃したのは、世の中のあらゆる固定観念です。
偏見や憎しみ、差別が起こる体制、搾取される体制について批判したのであって、特定の誰かを攻撃したり、特定の人種に一丸となれとは言ってない。
抑圧されて苦しんでいる人、みんなに呼びかける歌だから、そこに黒人は入っていても、黒人だけにはならないと思う。
人類共通のアンセム。
そして敵は、人ではなく社会を不幸せにする概念的要素。
Michaelの曲はいつだって世界中の人が聴くことを意識して作られていたし、みんな同じだよ!僕たちは一つだよ!we are the world!がMichaelのど真ん中にありつづけた絶対的理念だったはずです。
人が人種や国の垣根を越えて、尊重し合うことをのぞんでいた。
だからここは、blackではなく、allだと思う。ほんとに。
誤解をうける使い方だったかもしれないけども…
Michaelの曲をきけ!とプリンス君にいった人がどんな人かはわからないけども…
黒人として一丸となることが果たして解決策になるのかな。
アイデンティティを持つことは大事だけど、それがエスカレートするとどうなるかわかる?
民族意識を強く持って固執することは、戦争や差別につながると、歴史が証明してきたはずです。
黒人の命が軽んじられることはあってはならないことだし、解決しなければならない難しい問題だと思うけれども。
みんなが隠蔽ではなく、本当の意味でのALL LIVES MATTERの思想を持っていくことはすごく大切なことなのではないかな。
Michaelはずーっとそれを訴え続けてきたのに、民族意識を高めるような、なんか違う取られ方をしてるんだな、と思ったら。はー…とため息が出てしまった。
そして、
悪い意味でのall lives matter。これは本当にたちの悪い思想だと思う。
キング牧師が掲げた肌の色で差別されない世界を!という命がけの活動、そしてマイケルのメッセージだって無に帰されてしまうかもしれない恐ろしいもの。
Michaelが発し続けたメッセージのallと、このallは、ぱっと見同じだけど絶対に違うから。
でも、軽く見ている人には区別がつかないんじゃないだろうか。
今回だって区別がつかなかった。
今回はタグのallの意味あいでの誤解だったけど、Michaelの曲のメッセージだって、そんな風に受け取られてしまうことがあるんじゃないだろうかと。
後半が放送禁止にされていたblack or whiteはカラーブラインドを嫌う人たちの目にはどう映るのかな。
白と黒は関係無い!
は、果たして耳ざわりのいい言葉なのだろうか。
人種混交のアメリカ社会でMichaelのメッセージはきちんと理解されにくいものだったんじゃないかと…
虐待とかゴシップ以外にも、誤解されていることがあったのかもしれない…。
きっとわかってる人もたくさんいるだろうし、私の考えが100%正しいなんてこともないだろうし。
ゼイドンが黒人さんたちの心のよりどころになってれば、それはそれできっといいことなんだろうし。
マイケルにしかわかんないことだけども!
もー推測ばっかり!
やになっちゃう!・°・(ノД`)・°・
今後世の中がどうなって行くのか、ちょっぴり不安です…。
Michaelだったら…考えることがたくさんですが、Michaelなしでやっていかなくてはならないのですね。
Michaelのメッセージがたくさんの人に届きますように…

In a world filled with despair,
we must still dare to dream.
And in a world filled with distrust, we must still dare to believe.
Michael Jackson
お読みいただきありがとうございました。
