私はO次郎になりたい…



Oじろうとは私の彼氏で、もう付き合い始めて4年目の夏をむかえます。

私は、非定型精神病という病を抱えていて、この4年間というもの幾度ものピンチを乗り越えてきました。

そんな私のそばにO次郎はずっとずっとそばにいて助けてくれました。

倒れた私をおぶって家まで運んでくれたことも、そして命を助けてくれたことも私は忘れません。



そんなO次郎が、

今ガソリンが切れたかのように、眠り続けています。

こころが悲鳴をあげているように、だんだんと生命力が小さくなっていくかのように…

起きているときはあんなに辛そうなのに、寝顔は安らかです。


まるで逆の立場になってしまったけれど、彼に助けられた命、私は無駄にはしません。

今度はO次郎が楽しい事を、うれしいことを、たくさんしてあげたい…!!

今はそんな気持ちでいっっぱいです。



O次郎は仕事でも、自分が倒れるまで頑張ってしまうんです。


そんなに頑張らなくていいんだよ。

もっと肩の力抜いていいんだよ。

今はちょっと立ち止まってごらん。

今まで全速力で走ってきた分、楽しい事だけをしてごらん。私も協力するから…



「私があの時意識不明のまま植物人間になってたらどうしてた?」


「毎日一生会いに行って、話しかけて、体を拭いてあげてたよ」


O次郎、、私はあなたになりたい。

あなたのような人は、そういないよ…