東京事変の今後
年末のCOUNT DOWN JAPANでの再始動が発表されたにもかかわらず、あまりにも反響が少ないような気がする。
原因としては、やっぱりファンの脳裏をかすめるのはアルバム「娯楽」の件だろう。
このアルバムでは椎名林檎が一切曲を書かず、歌詞のみを手がけ、楽曲は他メンバーが担当するという初めての試みであったが、やはり賛否両論の問題作となってしまった。
再始動後もこのスタイルを継続するとなると、ファンとしては複雑だ。
他メンバーの楽曲は決して悪くない。
しかしこの一年間の椎名林檎の見事なソロ復活劇を見せられた後である。
はっきり言って彼女は自分のファン心理をわかってない気がしてならない(いや、十分にわかってると思うけど)。
期待を良い意味で裏切るのもカリスマアーティストの条件かもしれないが、これは少し違うと思う。
東京事変はその始まりからして、メンバーも自分のバンドを掛け持ちしながら集まったバンドだ。
もともとパーソナルなバンドとは成り得ない宿命でもある。バンドというよりもユニットと呼ぶのがふさわしかったと思う。また椎名林檎の「唯一の活動拠点」としてファンは理解していた。
東京事変の迷走の原因は二つだ。
1.「娯楽」を他メンバーの作曲オンリーにしたことで、バンド色を強調してしまったこと
2.椎名林檎のソロ復活で東京事変は「唯一の表現」ではなくなったこと
ここでひとつ提案したい。
一度椎名林檎抜きで、残りのメンバーで東京事変を名乗って行けばどうか?万にひとつも可能性が無いことだとは思うが、個人的には見てみたい。どうせ楽曲も今はメンバーが手がけているのだ。一枚アルバムを作ってみてはどうだろうか?
ボズ・スキャッグスとTOTOみたいに。
