さて、名残惜しさ満載で帰国の途へ。
行きはコロナ真っ只中でガラガラの機内でしたが(懐かしい。。。)、帰りはもちろんそんなことはありません。
私たちの航路は、ミラノからロンドンでの乗り継ぎで日本へ。
ロンドンでの乗り継ぎ時間は2時間強くらいの予定でした。
チェックイン時点で「少し遅れていますが、乗り継ぎには問題ありません」と言われていましたが、、、前回の記事で事件を予告したのでその後の展開は想像がつくかと思います。笑
手続きやイミグレ通過を済ませ、免税でも冷やかそうかなとぷらぷらしていたら、その場で値引きされないこともわかったし、欲しいものは在庫切れだったのでロンドンに期待しよ〜なんて思いながらインフォを見ていると飛行機がどんどん遅れている。
まさかね、そういうこともあるけどきっと「こちらへどうぞ、急いでください」なんて言いながら走らせれてそれで乗れるパターンだよね、じゃあ買い物はできないかな、4歳児連れだときついな、そんなだと預け入れ荷物が大量だから心配だな、なんて呑気に思っていたけれど、わりと早い時点で、「あなた方は乗り継ぎに間に合いません云々」というメールが来てしまいました。笑
ちなみに、遅延の原因は翼の不具合による機材変更。。。それは怖いわ。
遅れてもなんでも、その飛行機で飛ばなくて良かったです。。。
しかしすごいなと思ったのは、振替便は全て自動で確保されるのですね。
自分達での作業はないまま、日本行きの便が丸一日後の便に振り替えられることが決定していました。いやーこんなこともある時はあるんですね。それがまさかの本帰国便。笑
最後まで私たちらしいなーと。引っ越し準備からの疲れの蓄積と、帰りたくないけど帰らなくてはならない、よし!というような覚悟のようなものもあったので、拍子抜けというか肩透かしというか。でも、どうにもならないので気持ちを切り替えなくては。
ロンドンについてからも、ホテルを手配してもらったり、ターミナル間の移動に異様に時間がかかってしまってかなり疲れました。(ヒースローでターミナル5が絡む移動は非常に不便であるとわかりました。電車の待ち時間でかなり時間をロスし、T5からT4に移動するのに1時間弱もかかってしまいましたよ。。。乗車は二駅なのに。)
でも、ちょうど良かったことに、私たちの日本行きの便は18:30発でしたので、翌日は日中に自由に動ける時間ができたのです。
疲れているからずっとホテルでダラダラしても良かったですが、どちらにしても午前にはチェックアウトしなくてはならないですし、ロンドンは昨年の夏に来ようかと思いつつ諦めたところでもあったので、少しだけでも街に出て観光することにしました。幸い天気も曇りだったので、傘がなくても行けてラッキー!
ヒースローからウェストミンスターまでは電車で1時間強かかりましたが、detached & semi-detached houseを窓から見て、わーーーーーイギリスに戻ってきた!って懐かしくなりました。イタリアと景色が全然違う。どちらが素敵かと言われれば断然イタリアですけど、たまらない懐かしさがある。アドレナリン出てましたねー。そして看板とか英語しかない。(これが、高校の時に留学していたウェールズ地方になるとまたウェールズ語併記になるし、英語しかないというのはむしろ新鮮。日本でも英語や中国語韓国語併記は多いですしね)
人々が喋っている内容が全部わかる。アナウンスのイギリス英語が嬉しすぎて夫といちいちリピートする。変な夫婦だけど夫もイギリスには大昔ですが1年以上いたのでイギリス英語で盛り上がる。そういえば、娘もホテルのテレビから流れるイギリス英語を携帯で録音してました。笑
街で過ごせる時間は3時間ほどしかなかったのでキッパリ割り切って有名どころを外から眺めるだけのおのぼりさん。ウェストミンスターをスタートにして、ロンドンを感じられる場所といえばこちら。
ビッグベン
ウェストミンスター寺院
バッキンガム宮殿前の公園。
花盛りで美しく鳥がたくさんいました。
バッキンガム宮殿
名前忘れたけどアイコンの橋
ほんの数時間でしたが、多少慌ただしくても行って良かった!
でもびっくりしたのは物価の高さ。イタリアより断然高いことはもちろん知ってましたが、特にびっくりしたのが地下鉄の切符の値段。
今回はキャッシュレスを使わなかったので余計にですが、お金で普通に切符を買うと、Zone1の中でも6ポンド以上しました。千円以上です。。。恐ろしい。。。
ピピっとできるクレジットカードがあればそれで安くなりますが、今回は1枚のカードしかなかったので1人しかそれは使えませんでした。
フィッシュアンドチップスも、自分が高校生の頃は5~6ポンドで食べていたような気がしますが、今回は14ポンドでした。(今ポンドは190円強くらいかな。当時は200~220円くらいでした。)
ここのはね、まあ、あまり美味しくはなかった。笑
けどモルトビネガーをたくさんかけて食べるというその行為に懐かしさを感じたところに価値がありました。笑
私はたくさん食べるとお腹壊しそうなので少しにしておきました。。。
その後、少し余裕を持って空港に戻り、無事にチェックイン。
ここでも免税で目当てにしていた化粧品は売り切れ(世界的に人気で在庫がないらしい)。でもせっかくなのでイギリスの紅茶などを手に入れました。
その後無事日本に到着したわけなのですが、遅れたことによって、ミラノで涙のお別れをした、一時帰国の日本人の友達家族に再会。笑
私たちの便が丸1日遅れ、彼らの便も元々の予定よりも遅れて到着したがために同じ時間に同じ場所にいるという奇跡。「もう涙出ないね〜」と大爆笑しながら2日ぶりの再会でした。笑
我が家は荷物の一つがロンドンに取り残され(後日無事届く)、友人はスーツケースが壊れ、ほんと、何もなくは帰れないねー、最後まで、なんて。
そして、飛行機は1日の遅れでしたが、帰国翌日が祝日になってしまったので我が家の手続き諸々については実質2日遅れとなり、最後までドタバタしていたのでした。
帰ってから今日までも、途中少しだけ出勤を挟みながらまだまだバタバタしています。
それにしても、なんかついているというか、ラッキーというか。。。
イギリス観光なんて諦めていたのです。そりゃもちろんもっと長くちゃんと行ってウェールズにも顔出して、とかしたかったけど、でも最後の最後でこんな形でイギリス行きが降って来るなんてねー。
大変なことも同時に起こっているのですが、必ずそれを補う幸運がついてくるなーと感じています。
帰国しましたし、3月が終わり明日から新生活ですが、このブログはもう少しだけ続きます。