昨日は"Cencerto Omaggio A Joe Hisaishi"という名のコンサートに行ってきました。

なんだかんだでイタリアに来てから初めての生演奏、そして日本にいた時もかなり前にしか行ってなかったのでとても久しぶりのコンサートでした。

もちろんご本人がいらっしゃるわけではないのですが(いらっしゃったらチケットの値段もかなり違ったでしょうし、チケットを取れなかった可能性も高い。。。)

 

 

曲目はこのようでしたが、途中15分くらいの休憩を挟んでたっぷり3時間の充実した内容。

 

 

まずはこの、伊右衛門のCMのBGMだったよね?と思う曲からスタート。なんて美しい、、、

 

そこから王道ナウシカですっかり引き込まれどんどん進んでいった感じです。

日本人の知り合いにもたくさん会いましたし、日本人じゃない友達も何人か来ていました。

 

おおむね素晴らしい演奏でしたし、曲自体が元々素晴らしいものを生で聞くというのはこれほどまでに琴線に触れるものか、と思いました。久石さんは天才だと思いますし、日本の誇りですね。。。

 

が、あえて色々思ったことを書くので嫌な方はスルーしてください。笑

なんかね、色んな意味で仕上がりが粗かった部分がちらほら。笑

 

まず演奏。ピアノの方はとても上手かったのですが、他の楽器でチューニングが合ってないんじゃないかと感じるところがあった弦楽器、特にテンポの速い曲で楽器毎にびみょーにずれるリズム、魔女の宅急便であからさまに明らかにメロディーを間違えたアコーディオン。爆

パート毎の音量配分もちょっと微妙?って思う場面もありました。

これらのもろもろ、だよねー、って娘も気づいてました。笑

 

曲自体本当に素晴らしくて、うるっと来てやばい泣きそう、と思った時に、微妙ではあるけど明らかな音程のずれとリズムのずれに気を取られ、前半の途中は気になって仕方なくなりました。チケットの値段を考えたらこんなものなのか、イタリアクオリティはこういうものなのか(そんな馬鹿な)?他のコンサートを見に行ったことがなかったのでわからないですが、今度友達に聞いてみよ。笑

 

それから、ピアノソロのパートでピアノに向けられたマイクからガサゴソという異音、そして前半の最後の曲が終わる直前に席の近くで警備員のトランシーバーが通信し始めて音だしちゃうとか。。。

 

後半はあまりそこに気を取られないように意識してまたエンジョイしなおしです。

でも、多分イタリア人も2時間くらいで終わるかなと思っていた人が多かったのか、後半の途中から退席する人が増えてきました。きっとコンサート後のつもりでディナーを予約していたんだろうな、と想像しますが。。。

 

他にも、開演前の注意事項であらゆる記録を取らないようにという注意があったにもかかわらず、近い席のイタリア人が堂々と携帯で録画してたりとか。。。まあ、この辺やはり日本人はちゃんとしてますよね。イタリア人でもそういう人はもちろん少数なのですが。

 

色んな意味で、The Italy!って感じでした。笑

格式高いものであればきっとこんなことはないんでしょうけどね。あくまでもたった一回庶民向けコンサートに行ったその特定の一回に関する素直な感想です。

 

でも、もう一度強調しておきますが、総合的にとても素晴らしいコンサートでしたし、久石譲の曲を生オーケストラで聴けるというのはとてもとても嬉しくて感動しました。もう一回行きたいか?と聞かれたら、間違いなくYESです。

 

あの音はこの楽器だったのか!とか。こんなメロディでこういうシーンを表現していたな、とか、情景が浮かぶ音楽ってすごいな、とか、色んな感想を家族で分かち合いました。

 

トリは菊次郎の夏のSummer。以前私がピアノで弾いているのを聞いて娘が興味を持ち、YouTube見ながら娘も弾いてみている曲だったので、娘も生で聞けてとても喜んでいました。

 

3時間という長い時間は知っている曲が多くてどれも好きな曲という状態だったのであっという間でしたが、よく考えてみるとコンサート3時間てサービス満点だなとも思います。

 

ということで、イタリアに来てから初の生演奏を聴きに行けた週末でした。