ミラノにはいろんな○○ウィークがあるということは以前も書いたと思います。

1ヶ月くらい前?はワインウィークもやっていたような気がするし、数週間前はそれこそファッションウィークで日本も含めて世界中からモデルさんや俳優さんが来ていました。

 

いつもの生活圏(というかまあ中心部だけど)で冨永愛や中村アンが写真撮ってたのをネットで見たり、知り合いはドゥオモ前の広場のモンクレールのショーを見に行って、生のアン・ハサウェイを見たりもしていました。いいな、アン・ハサウェイ好きです。私は胃腸炎で寝込んでいました。笑

 

話がずれましたが、ファッションウィークに比べたら全くもってひっそりしている感がありますが、今はジュエリーウィークをやっています。

 

 

いくつかの展示会場があったり、ショップやアトリエなどもこちらの会期に合わせて開放されていたりします。

 

私は平日の昼間に2箇所ほど行ってみました。

一つは、娘の習い事で毎週通っている馴染みのあるエリア(Via Savona / Tortonaのあたり)。ここでは4人ほどの個人の作家さんの作品や作業風景を見させてもらいました。

 

 

どの作品も個性的です。

笑顔が素敵なMikky Eger、作品はとてもユニークですね。

 

 

 

 

 

こちらもなかなか面白いErica Bassi。

 

 

初日の昼前だったため、ゆっくり見たり作家さんと話をすることもできたのでよかったです。

 

今回の中で私が一番気に入ったのはこちら。

 

こちらのブランドは以前インスタでおすすめに出てきてからなんとなくフォローしていたため、今回このエリアに来れば見られることが事前にわかっていました。

incisioneと呼ばれる、いわゆる洋彫り=フィレンツェ彫りの技術を用いたものが特に素晴らしく、デザインが日常でも行けそうな感じです。

 

 

 

 

作家さんともゆっくり話をすることができますが、彼女は元ブチェラッティで働いていた女性。

 

 

製作のステップを見せてもらったり、出来上がったものをルーペで覗かせてもらったり。これが手彫りだなんて感動です。

写真で見るより何倍も素敵でした。

 

ブチェラッティといえば世界的に有名なハイブランドもハイブランドなわけですが、いかにもラグジュアリで一般人が普段つけるようなものでもないな、というものよりも、同じ技術を使ってこのように日常向けになっているのがとても可愛いと思いました。(写真は本人の許可を得ています)

 

もう一つは、Palazzo BovaraというPalestroの駅から目の前の展示場です。

建物自体も邸宅!って感じで素敵。

ジュエリー自体はもはやアートです。

 

 

 

 

 

 

 

ガラスの製品はエコな観点からも少し前から気になっています。このジュエリーは割れそうで怖いけど。日本人の作家さんでも普段使いしやすそうなガラスジュエリーを作っている方いますよね。

 

これはシルバーですね。

 

しかし、やはりもう身につけるというより観賞用のアートといった印象が強い作品が多かったです。誰がつけるんだろうこれ、みたいな。笑

 

 

でも、渋いイタリアオヤジがショーケースの中のものを出してもらって試着していたり、パパと一緒に来ていた娘がこれ欲しい!って言って見ていたり、なるほどね〜こういうのもつける人がいるんだな、と思いながら見ていました。

 

ジュエリーも、クラシックなもの、モダンなもの、わかりやすいもの、理解できないものがあって本当に美術館を見にきたみたい。しかし、こういうイベント期間はどこも無料で見られるのが嬉しい。普段入る機会のない建物にも入ることができますしね。

 

Palazzo Bovaraは私が出る頃にはちょうど中学生か高校生くらいの集団が授業の一環ぽい感じで入ってきました。こういうものが若い頃から身近にあるってすごいなぁと思いましたよ。アートに対する敷居が低いというか。いいですね。

 

Breraにある別の展示場やDuomo広場の近くの展示場にも行きたかったのですが、残念ながら今週末は時間が取れず、今年はもう行けなさそうです。来年もあるのかな。あったらまた見に行くのが楽しみです。

 

明日日曜日までやっているので、ご興味があってミラノにいらっしゃる方は是非行ってみて下さい。