土曜日に家からわりと近くに出るメルカートでも生で食べられる卵が買えると分かったのがつい数週間前。その日は夫と子供がティラミスを作ってくれましたが、今日はカルボナーラ食べたいね、という話に。

 

カルボナーラ、そもそも結構重たいしそんなに大好き!というわけではないのですが、たまにならいいかも、明日も休みだし。笑(というくらい一大決心しないと重い料理はなかなか食べられない弱い胃腸でして。。。)

しかもですね、春休みにローマに行ったのですが、そこでわりと有名店の姉妹店で食べたのですが、私にはしょっぱすぎて半分でギブアップしたという。。。

 

本場のカルボナーラは生クリームを使わないというのは知っていましたが、前回夫が作ってくれた時は生クリームを入れてベーコンを使う日本風のカルボナーラでした。普通に美味しかったですが、せっかくイタリアにいるのだし本場レシピに挑戦しよう!ということになり今日はわたしが作りました。SNSで知り合ったミラノ在住の方がレシピを公開していらっしゃったのでそちらで作ることにしました。

 
パスタはちょうど家にあったMezzi Rigatoni (ハーフサイズのリガトーニ)。リガトーニ自体はラグーソースなんかにもよく使われています。このRummoのパスタ、パッケージがちょっとビンテージ風だし味も美味しいと思います。あとよく使うのは日本でも有名なDe Cecco。どちらもセールの時に大量に買い溜めします。笑



 
他の材料は、グアンチャーレ、卵黄、ペコリーノロマーノ。グアンチャーレは行きつけのお肉屋さんで、チーズはスーパーで。





ベーコンでもパンチェッタでもなく、グアンチャーレを使うのが一つ目のポイントだそうです。パンチェッタよりも脂身が多く、外側にスパイスをすり込んだ状態で塩漬けになっているもので、風味が良いです。
そしてチーズはパルミジャーノではなくペコリーノロマーノが本場なのだそうです。
 
今回の分量はこんな感じ。
Mezzi Rigatoni 500g 
(400gのつもりで測りましたが、大量に食べたいというリクエストで一袋全部使うことに。。。汗)
ペコリーノロマーノ 正確じゃないけど2カップくらい。結構多いです。
卵黄8個分(白身は焼いて食べ、それでも余った分はメレンゲクッキーに。。。)
グアンチャーレ 200g (ちょっと多かったかな、、、)
 
パスタを茹でている間にグアンチャーレをカリカリに炒めます。
油をしかなくても、グアンチャーレからたっぷり脂が溶け出します。



 
盛り付け用に一部取り出したら、白ワインを少し入れてアルコール飛ばします。
 
卵黄とペコリーノロマーノを混ぜ、茹で汁をお玉いっぱいくらい混ぜて伸ばしておきます。



 
パスタが茹であがったら、グアンチャーレのフライパンに入れて混ぜ、火のないところに移します。これが二つ目のポイントで、火から下ろさないと卵黄が固まってしまいます。
 
そこで卵黄とペコリーノロマーノを混ぜたものを絡めます。



盛り付けて胡椒を振ったら出来上がり!



これ、最高に美味しかったです!!
かなり濃厚で塩味もしっかりありますが、ローマの時のようにしょっぱすぎるということもなく。
意外なのは、生クリーム使った方が重たくなりそうなものなのに、こちらの方が重たい感じがします。。。チーズの量かな?
 
おそらく、使用するグアンチャーレとペコリーノロマーノの塩加減によって味が左右されると思うのですが、今回とても上手にできて、娘からは日本でお店出せる!!とお褒めの言葉をいただきました。笑
 
工程自体は難しくないので、手に入る材料でぜひお試しください。