しばらく前からよく目につくところに並べられるようになった野菜、Verza。見るからにイキがよく、そして安い。つまり旬なのだろうということはわかりました。

日本ではサボイキャベツと呼ばれていたり、ちりめんキャベツと呼ばれているものですね。イタリアやフランスなどでよく食べられている野菜とのことです。

 

イタリアに来てからのキャベツ経験はと言うと。。。

まず日本で見かけるようなものと同じ丸く詰まったものは、苦いし硬いし、加熱しても美味しくなくてもう本当に食べたくない、という思いを何度かしました。笑

先輩在住者に教えてもらったこのとんがり型のキャベツが日本のものに近く、ふんわり巻きで甘みがあって生でもいけます。こんなやつです↓

みさき甘藍/とんがりぼうし/たけのこ型きゃべつ<キャベツの品種:旬の野菜百科キャベツの品種、「みさき甘藍」や「とんがりぼうし」などたけのこ型きゃべつの収穫時期や出盛りの旬と主な産地、特徴などを沢山の写真と共に紹介します。の様々な写真を紹介します。特徴が分かりやすいよういろいろな角度で撮影しています。クリックして拡大画像をご覧ください。リンクfoodslink.jp

また、紫キャベツは日本で見かけるものと同じで、こちらは主にマリネにする以外で食べたことはあまりありません。

 

芽キャベツは何度か登場していますね。私はけっこう好きです。

 

あとは、Cavolo Neroという黒っぽいキャベツもあって、こちらもまだ未挑戦。いずれ試してみますよ!

 

今回のこのVerzaもどうなんだろ〜と思いながら眺めていましたが、あまりにも元気がよく見えるので食べてみることにしました。

見た目が本当に特徴的。じーっと眺めていると細胞のような血管のような。。。この線をずっと目で辿ってしまいます。笑

生でかじってみると、硬い。そしてみずみずしさがない。苦味はそれほどでもないですが味はしっかりしています。

 

調理方法を調べると、やはり加熱することにより甘味が増して柔らかくなるというものでしたので、まずはミネストローネを作ってみました。以前はトマトが入った赤いミネストローネでしたが、その時の宣言通り、今回は緑のままで葉物を足すという方法で。

 

材料はご覧の通り、量もなんとなく、、、笑

ここに写っていないものだと、ベーコン少量と、今回はひよこ豆を入れました。ハーブはローリエ、あと塩胡椒です。コンソメは不要。

前回同様、ニンニク玉ねぎベーコンをしっかり炒めたら、あとはどんどん残りの野菜を投入し、量が多くて途中から炒められないのでそうなったらキャベツを投入して蓋をするだけです。30分以上煮たかな。

 

 

鍋に満杯の野菜。

 

 

出来上がったスープ、なんか見た目はイマイチかもですが、やはりとても美味しくホッとする味。毎日寒くて身体中に力が入っている日々ですが、少しほぐれるイメージです。トマト入りじゃないものも大好きな味でした。

 

このあと、余ったものを別の日にじゃがいもと一緒にお味噌汁に入れましたが、一般的なキャベツよりもクタクタになりにくいので、私はむしろこちらの方が好みでした。

 

また、硬さと水分の少なさを生かしたものとして炒めてみました。正確にいうと、卵と一緒にチャーハンにしたのですが、こちらはこちらでかみごたえとほのかな苦味に少し焦がした香ばしさがなんともいえず美味でした。味付けは醤油麹です。

 

なお、フランス在住の仲良しの会社の先輩によると、ロールキャベツをしたり、キッシュの外側の皮として利用するのが美味しいそうです。確かに、強度があるキャベツで加熱しても崩れない上に甘味が増すので向いていそうですね!

 

まだまだ旬の時期が続くと思いますので、たくさん食べようと思います。