今日は生活に関わるものの中でもお水編です。

 

欧州は日本と比べて硬水だということは一般的によく知られていると思います。でも、欧州の中でもなんか差があるのかな、、うん10年前とはいえ、イギリスにいた時よりも今ミラノにいる時の方がより水に含まれる石灰質やミネラル分が多いような気がしてなりません。

 

例えば水道から出てきた水をそのまま沸かすと、何か白いものが表面に浮いているのが見えますし、湯沸かしの下には白いものがどんどん溜まっていくので定期的に擦って洗っています。花を飾った花瓶にも跡がくっきり。笑

お風呂や洗面所、台所の蛇口やシャワーの水が出てくる穴まであらゆるところも白い塊がだんだんついていきます。

 

そのため、お掃除にはanti-calcareと呼ばれる薬品を使ってその白いもの(=石灰質)を落とします。

 

洗濯機にも、洗剤と一緒にこうした薬品("calgon"という商品名のものとか)を入れて洗います。

 

在住先輩方によると、この石灰質を甘くみてはいけない、ちゃんとケアしないと家電系はすぐ壊れるよ、とアドバイスしてもらいました。

 

こうした物理的な影響だけではなく、飲んだり浴びたりするものについても少し工夫が必要です。

 

<飲水・料理>

水道水も飲めないことはないようですが(?)、お腹が弱い人は壊しやすくなると思いますし、日常的にあれだけ石灰質が目に見えるのでそのまま人体に取り込むことには少々抵抗があります。

ペットボトルのお水を使い続けるのは購入の手間とコストがかかりすぎるので、ブリタの浄水器が活躍しています。

 

ブリタの浄水器を通した水は沸かさないまま飲んだりもしています。麺類を茹でたり、お米を研いだり味噌汁やスープの水もこちらでいけます。野菜を洗うのは水道の水でやっています。初めの頃、お米を研ぐのを水道の水でやっていたのですが、炊き上がったお米の色が全然違うことに気づいてから今はブリタの水でやっています。

 

お店で飲食する際も、水は無料ではなく、購入です。基本はnatuuraleという炭酸ではないタイプを選びますが、暑くなってくるにつれfrizzante/gassataと呼ばれる炭酸タイプがどんどん好きになっていきます。笑

お水がタダで出てくるもの日本ならでは、ですね。

 

ちなみに、タイに住んでいたときは水道水は飲めませんでした。常にボトルの水を購入していろいろ使っていたのでそれに比べれば手軽かな。タイも浄水はちゃんとしているらしいのですが、それが運ばれてくる水道管に問題があるということを聞いたことがあります。真偽の程は分かりません。

 

<シャワー>

シャワーヘッドをionacという製品に付け替えて、軟水化するカートリッジを使用しています。

 

 

渡航の荷物を増やしたくなかったのですが、こちらについてから楽天で注文したら数日で無事にすぐ届きましたので助かりました。日本の消費税がかからないようなので(?)送料を入れても日本で購入するのと比べてそんなに高くなるという印象ではなかったです。

ただし、こちらをつけていても尚、特に髪の毛がぎしぎししているのはもうどうしようもないです。こちらにきてからまだ自分の髪にあうシャンプーリンスを見つけられていません。お肌に関しては、最初適応するまでガサガサしましたが、今はそんなことも無くなってきています。

どこまで効果があるのかはわかりませんが、気休めかな。。。使用期限が過ぎたら交換前に普通のお水でやってみようかと思いますが、それで変化が現れたら効果はあったということですね!笑

 

<おまけ>

ミラノの街中、特に公園のところなどにはこのような24時間でっぱなしの水道があります。(Duomo脇にもあります)

 

 

もちろん、浄水器を通すこともなくみんな普通に飲んでいますよ。笑

ローマにはナゾーネの呼ばれるこの手の水道が2000もあるとか?水は古代ローマ時代から貴重な公共資源として捉えられていたということですが、ミラノのこれも同じ趣旨なのかどうかは分かりません。そして、なぜずっと出っ放しなのかもわかりません。流し続けてる方が衛生面では良さそうですけどね、、、

 

人間だけではなく、犬や鳩などもよく飲んでます。笑

暑い季節なので公園で水鉄砲遊びする時にも割と便利です。そして、出てくる水は今のところまだまだ冷たくて気持ちいいです。