秋に豪徳寺のあめこやさんが閉店されました。

小部屋に飾る絵を、オープンの時から制作させていただいてきたお店。

ご主人の作る美味しい手打ち蕎麦とお料理、お店をあたたかい場にしてらした女将さん。

惜しまれている方も多いことと感じています。

13年という時間を経て、これからはより土に近づく、あめこやさん。

今後もご活躍されること思っています。

あめこやHP→(2019年内まで)

 

小部屋に飾る作品の制作は、決まったサイズと枚数の中で、

小さな空間に小さな世界を作るような、不思議な面白さがありました。

描いてきた沢山の絵の中には、わたし一人では生まれなかったものもあります。

女将さんから、テーマやイメージの提案があったとき、

そのもとになった思いや小説や音楽、映画などを、時には手紙を交換しながら、

膨らませて描くこともありました。

そう、女将さんの書く字はふんわりと心が和むのです。

 

時が来たときに、また何か一緒にできたら、それは嬉しいこと。

その時を心待ちに。ありがとうございました。

 

小部屋の最後の絵でした3枚のうち1枚、まだUPしておりませんでした。

あめこやさんとの長いご縁の中で、虹のエピソードがいくつかあって

やはり、ラストには、虹が。

 

終わりは始まり。

 

虹の到達点に、旅の始まりを感じながら......。

 

 

 

©︎2019 satomi kojima