オープンマイクにて、朗読したテキストです🐈
この詩の最後の一行が、口に出される事の無かった言葉としてタイトルになっている作品です。
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青い血痕を辿って居る
死者の凍結
太陽の覚醒
花嫁の岸辺
(魂の片割れ)
罅割れた悲鳴は歓喜だ
静かに立ち上がる睡蓮の睡眠
流れ泳ぎ着く今際の告別
儀式は囲まない
ただ行列が去ってゆく
檸檬水に浸した右耳を絵画に閉じ込めた
愛する人を殺した
此処で枯れ葉が燃えてゆく
嗚咽は波音に紛れた
厳かに起き上がる
死の淵から詩精が踊り狂う
祈りは月光に染め上げて
ふれるまで狂気に曝す
魘される羊の群れから
我々は美しい悪夢を見出す
じわりと滲む血痕を辿り
我々は詩篇を紡いでいる
神々のいとは媒体を通り抜けて出てゆく
我々はそれを循環させている
そしていつか魂が結ばれるだろう
愛すべき食卓で
title【食卓は囲まないが】