宣戦布告をする旗の光合成

光のもとでそれは正しい

けれどそれは豪華絢爛さを示すだけの

静かな降伏の前触れである

設定を考慮するには余りにも膨大な情報

食指が動いている

そしてカラトリーが働いている

食卓の上で漠然と会話が到達する地点

着地する嘴を目撃した子どもの純真さ

テーブルの下でかげが絡まっている

植物園の思い出をなぞりながら

(秘匿したのは美しい想像力でした)

言葉の可能性が可視化される瞬間

詩は飛び立ってゆくだろう