青い空に輪郭を浮き立たせ

昼の月はある


そこに目に見えてあるものの立体に

触れることは可能か?


独白めいた空白が白磁の器に満ちる


重力によって降り積もる

言葉の枯葉を掻き分けて

多大なる本能を受精する


詩は暴力であるか?

詩は救済であるか?

埋葬された声を再び掘り起こす

わたしたちの存在は罪悪であるか?

わたしたちの存在は正義であるか?

三度の埋葬でわたしたちは意義を失う


赤い地に輪郭を浮き彫らせ

夜の陽はある


摘んで萎びた花芥子の馨りに贖い朽ちてゆく