流れに沿って歩けば
浮かぶ花の顔が見える
数えきれない程
花は浮かんでいて
自分もその中へと帰る日が
いつかは来るだろう

光を宿した花が
少しずつ沈んで川にとける
(熟したら星になるのです)
手を握る君は小さく震えていた
可視化される事は恐ろしい」
君の手は力なく離れてゆく
詩について語る君は熱そのもの
いつか冷えてしまう事は
誰にだって正しくやって来るのに
君は泣きながら離して
小さく丸くなって消えてった

理路整然と黒板に但し書きされる
生命と生き方について
保険と不慮の事故
死について死について死について
詩について詩について詩に憑いて
来るのは(光、音、霊性
隷属している属性の感性
高くなる程に突き崩される
没性の個性

おかしな表情で覗き込んでいるね
君は私の裡で線を飛び越える
「ようこそ!」
耳許で空耳は耳打ちする
撃たれたら死ぬんだ
急所は外れてるよ
嘘だって、言葉は
言葉はなんて脆い
月に魅せられた男が危篤です
黒い馬の影が燃えるように
丘の上を走っていたよ

「絵空事、幻ならば
どうしてこんなに現より
色鮮やかなのか?」

優しいと臆病を混同しないで!

怖気付く後ろ髪を引いて
鬣は針の山
(此処は地獄の曲がり角)

角は、角は生えましたか?」

少しずつ  めを出してゆく
あなたの頭角から
私を通して受信して
安全に受胎して?