子宮摘出手術、終わりまして


無事に退院できました。





あまりに無念で


怖くて


不安で


号泣しながら手術室に入り


鼻水たらしながら麻酔を打たれ


全身麻酔前まで大泣きし、


手術が終わって


麻酔から目が覚めた時から


また再び号泣し


結局ずーっと泣きっぱなしの手術でした。





だって、怖かったもん。


不安だったもん。


無念だったもん。






手術が終わってからも


自分にプレッシャーをかけ過ぎて


術後あらゆる管が抜けてから


歩かなければ、


シャワー行かなければなどと


グワングワンになってしまって


当日担当の看護師さんの前で


大泣きしてしまった。






相変わらず不安定な日々でした。






でも、


いいこともありました。


術後は…術前よりも身体の調子がいいように感じました。


やっぱ、高度異形成の子宮といえども


ガンの一歩手前、


身体には負担になっていたのでしょうか。


身体が軽くなった感じがしてます。


実際痩せたのもあるんだけど、


明らかにしんどさが違うと言うか。






傷が驚くほど大きくなっていて…


(へその下1センチから下の割れ目1センチ上位まで)


それだけはひどく驚いてしまいました。


ま、それほど大変な手術だったと言うことで


自分を納得させてしまいました。






経過は良好。


表面的な傷の痛みはほとんどなくなって


生理痛のような痛みは依然残るものの


時間が薬のようです。





病院には3人の婦人科医がいるのですが、


私の主治医は毎日顔を見に来てくれました。


後の1人は術前術後のみ。


もう一人は一度も顔を見せず。


土曜日もわざわざ自宅から顔を見に来てくださって。






主治医がきてくれると言うだけで、


安心度が違いますね。


とてもうれしかったです。






主治医は私があまりに泣き倒したので


顔を見るたびに


"今日は泣いてない?"と聞いてくれました。


24位からの付き合いなので、


いつまでたっても主治医にとっては私は子ども扱いでした。


それが逆にうれしかったりしてね。






切り取った子宮は


ガンが浸潤していなかったようです。


どこかが少し癒着していて


切り取るのに時間がかかったそうです。


2時間ほど麻酔かかってました。





ガンになる前に摘出できて


ホッとしたと主治医は言っていました。


ギリギリ…だったみたいです。


よかった。





"僕がキレイに縫合してあげるから手術しよう"


って主治医が説得してくれたので、


全身麻酔がかかる前には


"主治医と話したい"


と手術台から呼び


"先生、キレイに縫ってください"と


鼻水たらして泣きながら訴えたのでした。


"分かった、分かった"と言いながら


主治医は手を洗っていました。





手術が終わってからも


"キレイに縫ったからね"と言ってくれました。


私はこの主治医に手術してもらって


ホントに良かったなと思いました。





もう、多分この傷は開くことはないと思う。


卵巣がまたおかしくなったら分からないけど、


今のところはこれで最後の手術。


だからこそ、


キレイに縫って欲しかったんだ。


それを、主治医に託した。






たーくさんの不安を抱えて、


たーくさんの涙を流して


私は子宮とサヨナラしました。


よかったと思うことにして。





今はまだ不安です。


子宮が…ない人として生きることに


慣れていないので


自分が欠陥品のような気がします。


でも、


体調がよくなるとともに


それは気にならなくなるのかもしれないと


期待をしています。






私の身体にはもう子宮はないけれど、


とることで


私は命をつないだのだと思います。


その手助けをして頂いた


主治医と


応援していただいた家族とブロガーさんと


病院で看護してくださった看護師さん、


私の身の回りのすべての人に


感謝します。


ありがとう。