
もう職場恋愛は出来ない!?
シーズン22の更新も決まり医療ドラマとして最長記録を伸ばしているグレイズ・アナトミー。
ここ数シーズンは視聴から離れているものの私も熱中してみていた一人です。
今回視聴したパルスはNetflix版グレアナという前評判かつ既にシーズン2の更新も決まっている、医療現場×恋愛を中心とした人間ドラマでこの4月から配信が開始されました。
アメリカのドラマは世相を反映していることが多いのですが、この作品もとても今ぽいストーリーが展開されていきます。
というのも少し前なら普通の職場恋愛というシンプルな話が、上司と部下という上下があるゆえに部下である主人公の葛藤を生み出しセクハラという告発に繋がっていくからです。
恋愛関係と言ってもお互い心からの合意の上でなら申告するべき事案だし、立場による強制力や圧力が少しでも働いたのであれば告発に値する不適切な関係なのだはっきり置いている点に改めてハッとさせられます。
グレアナなんかもうNG行為ばっかりのやばい職場でしかないよ
そういえば、私の友達(シングル)と恋愛話になった時に人とのお付き合いがたくさんあるお仕事なのでそこから発展したりしないのかと今思えばノー天気に話を展開したところ、年下の子とご飯や飲みに行く際には気をつけてるしやりづらいと言ってたことを思い出したりしました。
実際問題として付き合ったばっかりで盛り上がってるときに冷静に申告してられないと思いますし、結婚するならともかくお付き合いのレベルで会社にそういうプライベートなことを伝えるのは私は抵抗があります。
なんかもう職場恋愛しちゃだめ!って世の中なんですかね?
そうすると非常に社内恋愛や結婚が多い我が社はリスクだらけということになりますね
と極端に感じちゃう部分もありますが、生活の中でも長い時間を過ごす職場で出会い恋に落ちるなんて古今東西かなり王道な話だと思うので線引きしたりジャッジする人事やコンマネは大変ですね。
その他にも舞台がフロリダのためラテン系が多く彼らは自分たちの第一言語で普通に話していたり、働く人を労うパーティが定期開催されているのも新鮮でした。
アメリカでも労働時間は問題なのか
パルスの話が存外に長くなってしまいました
ノア・ワイリーが15年ぶりに医療ドラマしかもERに戻ってきた!という点でも話題のザ・ピット。
各話が1時間毎に進行する24方式の仕立てになっていてとある1日(正確には勤務時間の15時間)を追うためスピード感のある良質なドキュメンタリーのようでもあり思わず引き込まれてしまいました。
研修医だったカーター先生がERの責任者してるよと感慨深くなってしまうのですが、同じ救急救命室でもパルスよりシリアスなドラマになっています。
時折差し込まれる主人公のフラッシュバックがCOVID-19によるパンデミックの後遺症がを感じさせ、運び込まれる患者のケースからもこれは本当に現場で起こっていることなんだろうと思わせる解像度の高いめちゃくちゃリアルなストーリー。
幼い少女が亡くなる話は見ていられなくて飛ばしてしまいました
日本でも保険制度や病院経営の厳しさが問題になっていますが、国保のないアメリカも利益と倫理との狭間で現場は痛んでいる。
そんな前線で使命を全うしようとしている医療従事者の方たちへは尊敬の念しか浮かびません。
ただこれらはER救急救命室でもその後の数々のドラマでも語られていたことではあったりもします。
昔と違うのはもう少しハードな面。
シフトが終わる頃にそろそろ仕事を撤収するように管理職や次のシフトの人たちにことあるごとに言われるシーンが差し込まれているんです。
かつてはインターンなんて帰れないのがデフォでどのくらい帰ってないかを自慢するセリフがあったほどなのに今はきっちり帰されるようです。
それでもずるずる残ってたりはするんですが。
こんなにもう終わりだよって言われてるドラマは記憶になかったので新しく感じてしまいました。
労災のリスク管理なのかもしれないですがちゃんと休む、労働時間を超過しないという意識がアメリカでも共通なんだなと変に感心した次第です
他にも面白いドラマを何作か見つけて娘がいない昼間にちょっとずつ視聴しながら昼寝がルーティンになってきているここ最近です
本日もお読みいただきありがとうございました