こはる日和

こはる日和

〜育児やあれやこれやの徒然日記〜

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イギリスの小学校はポイント制である(私 調べ)。

先生が色々な観点から生徒をチェックしていて、周りへの貢献度が高かったりするとポイントアップ。
逆に遅刻をしたり、態度が悪かったりすると減点もある。


そしてヤマザキ春のパン祭りのように、ポイントが一定数貯まると、
ホットチョコレートやアイスロリー(キャンデー)や文房具がもらえる権、おもちゃを1つ家から持っていって見せびらかす権、などの特典が与えられるのだ。
全校集会の時、みんなは地べたに座るが、椅子に座れてちょっとした優越感を得られる権などもあると聞いた。


上ムスメは昨日ポイントが貯まり、その中の特典の1つ、好きな他学年の授業をのぞきに行って良い権を選んだ。

そしてYEAR1の下ムスメのPE(体育)を見学してきたというのだ。

名前は忘れたが、やわらかボールが出てくる鉄砲撃ちゲームのような種目をやっていたらしく、 
そこで最近ぐいぐい距離を縮めてきているルーディーが、不器用な下ムスメを手取り足取り手伝いながら「I love you」「I wanna marry you 」と言い続けていたと、密告者の上ムスメが教えてくれた。


なんとも羨ましい。
完全に傍観者で楽しんでいる私。


そういえば以前、PEの着替えの時に、下ムスメはブラウスのボタンをルーディーに留めてもらっていると聞いたことがあった。(自分でできるのに)


東洋の平たい顔がイギリス男子の心をくすぐるのか、鈍臭さとスキだらけの部分がほっとけない感じなのか。


ルーディー登場により、ファンクラブ会員ナンバー1番のザイデンの地位が揺るがされている。


去年のバレンタインデーにはザイデンから花束を貰って帰ってきた。(こちらでは男子が女子にアプローチ)

明日のバレンタインが見ものだ。

竹内まりやのけんかをやめてが、今から脳内に流れている。


新年とうの昔に明けましておめでとうございます。

またまた開きすぎた、、今年もイギリス暮らしをのらりくらりと更新していく所存です。


我が家は12月半ばに下ムスメから始まった胃腸風邪がもれなく家族全員、負のバトンタッチ。それはそれは地獄絵図のようであったが、それ以降はありがたいことにピンピン元気に新年を迎え、今に至る。


学校のお掃除は業者任せのイギリス、誰かが教室で嘔吐しても、先生がパラパラっと消毒の粉?みたいのを撒いて、それっきり放課後までブツは放置されたまま。
手は洗わない、咳はしぶきを飛ばし放題。
それはいろんな菌をもらってこない方が奇跡である。


年末はそんな惨状をくぐり抜け、スペインはアンダルシア地方へ。


去年のポルトガル、クリスマス当日どこも店がやっておらず、さまよい歩いた教訓を生かし、26日出発。


暖かさを期待して行ったが、朝夜で寒暖差は結構あった。でも、さすがコスタ・デル・ソル 太陽の海岸、日差しに飢えたイギリス住民にはありがたかった。


一泊ずつ場所を変えて、数都市を訪れる行程。


アルハンブラ宮殿@グラナダ


イスラムとキリストの融合、メスキータ@コルドバ


セビリア大聖堂
セビリアではフラメンコ博物館で本場のフラメンコも。




ヌエボ橋からみた渓谷と闘牛場@ロンダ

闘牛場はオフシーズン、こんなん笑顔でポーズしてるけど、ホンマもん見たらチビるだろうなぁ、この子ら。

岩の乗った白い村@セテニル

その洞窟の下で食べたパエリア。

旅の写真は全部食べかけ。
エビタコイカ、エビタコイカ、毎日地中海祭りの食事であった。


旅の楽しみはその時々、人それぞれ、であろうが、真冬のイギリスにおれば、それはもう太陽と食事に他ならない。

予想以上に英語が通じないアンダルシア、しかし「セルベッサ ポルファボール(ビール下さい)」だけはしっかり覚えてきた私。


そして家族でたっぷり光合成して帰ってきた。


ああ、こちらのパブもバルのような食事が出てきたらいいのに。
今年もまた、外食に頭を悩ませそうである。


今月頭に家族でフィンランド旅行に行ってきた。


オーロラを見るため、そして見られなかった時の心の保険としてサンタ村を第2の目的として出かけた。


ヘルシンキの空港近くのホテルに一泊し、北のイバロ空港へ。
北緯68〜69度、オーロラがよく出るゾーンとのこと。
空港から30分のサーリセルカという地に2泊。


気温は0度ぐらいだったが、風が全くないのでイギリスの方が寒いじゃんない?ぐらいの感じ。

雪は少し積もって、少し溶けたようなシャリシャリカリカリ。 

ホテルでトナカイソリのアクティビティを予約していたが、雪が少ないので中止と言われ、しょんぼりしながらチェックインして、いそいそと部屋に向かう。


ホテルはヴィラタイプで、受付のある母屋から外に出て5分くらい歩いた先に一面ガラス張りのイグルーがいくつも立ち並んでいる。


一足先に到着したダンナがイグルーを外から撮っている。

私とムスメたちが部屋に入ろうとするとドアが開かない。

「鍵は?」
「……。あっ!!」

事件その1。イグルーといえどオートロック。鍵を中に置いて出てきた人。


トナカイに鞭を打つように、ダンナを受付に追い返した。


イグルーはこんな感じ。

部屋の中から。



中にはオーロラアラームなるものも設置されていたが、この日は結局これが鳴ることも、オーロラが見られることもなく終了。



そして翌朝、窓の外を見てびっくり。
夜中に結構降ったらしく、雪がこんもりと積もっていた。

しかしこの日は朝8時のバスでサンタクロース村。
今なら沢山雪で遊べるのに…と後ろ髪を引かれながら、3時間かけてロヴァニエミにあるサンタビレッジへ。


サーリセルカより南に戻るので、雪がどんどん無くなる。


こんな雪の無いところにサンタさん住んでいるの?と言いかねない上ムスメのために、想定問答集を脳内で準備する。

サンタはお母さんがやっているんでしょ?と先日言われたばかりなのだ。


「そ、そ、そうやってねー、信じてない子のところにはサンタさんはもう来てくれないんだよー。ママが小学校の頃、そうやって来てくれなくなった子、知ってるもーん。」としどろもどろこの上ない返答をする私。 
8歳ってそんなもん?
こういった時の対処法を誰かにご教授願いたい今日この頃。



まずは視覚からということで、サンタ村に到着早々、ご本人がいるというサンタの館に行き、写真撮影の列に並ぶ。

列の途中、壁に各国の著名人、芸能人の写真が飾られており、唯一知っている顔がいた。
クリス松村&アッキーナとサンタの3ショット…


そして、やっと会えたサンタ氏に照れた顔をする上ムスメと、握手の右手に左手を差し出す下ムスメ。


写真のデータに動画もついて40ユーロちょっとだったかな?
サンタのお返事が来るお手紙もポストに出して、頼む、これで下ムスメのためにも、あともう少し歩調を合わせてくれ、と願う母。



サンタ村、まだまだオフシーズンでやっていない施設も多々あったけれど、
ハスキー犬を見て、トナカイそりにも乗って(そこだけ雪が敷いてあった)、まあそれっぽいことが出来たのでマル。





夕方5時半にまたバスに乗り、ホテルに向かう。
行きと同様、道中に10分の休憩があった。


停まった先にトイレがないので近くのガソリンスタンドのを借り、バスに戻ろうとすると、バスの外のドア付近にダンナが立ち、手を降っている。


随分紳士的な待ち方じゃないか、と駆け寄ったが違った。

事件その2。
ダンナが先にトイレから戻ると、バスが発進しかけていたというのだ。


ダンナの戻りが一歩遅かったらうちら、置いてかれるところだった。


サンタ村も5時でクローズ。凍死するところだった。てか、人数確認してちょーよ。


なんやかんやホテル近くのバス停に着いて、そこで予約していたホテルの送迎バンを待つ。

ん?来ないぞ。

事件その3。
ホテルの迎えが来ない。
暗いし、寒いし、えーとホテルの電話番号…あれ国際番号って何番だ?とわちゃわちゃしている時に自家用車が停まり、
「メイアイヘルプユー?」とおばちゃんが現れた。


同じホテルのスタッフで仕事上がりだという。ホテルに電話をかけてくれ、無事バンが到着。
しかし今度はスライドドアが開かない。


どうにもこうにも開かないらしく、急遽おばちゃんの車でホテルまで送ってもらう。
おばちゃん、ありがとう。

旅にトラブルは付き物だが、北極圏は勘弁してほしい。ひととき、タロジロの気分でしたわ。


そしてそして、この夜はオーロラチャンスのラストナイト。


結果は如何に!?

ジャーン。


…って、これは朝焼け。

見られなかった。
空、びくともせんかった。


疲れとお酒で撃沈したダンナより遅くまで起きて、「オーロラ見られますように」とずっと連呼しながら寝たムスメたち、
ごめんよ。でも可愛かった。


君たちはまだ若い。まだチャンスはある。
次は自力で来てくれ。笑


翌朝、チェックアウトしてからも時間があったので、ホテル周辺のふかふかの雪で遊びまくって帰宅。


雪で遊べればオールオーケー。
高い雪遊び代であった。


しかし、この旅でいろんなトナカイの仕上がりを見たなぁ。


土産屋では毛皮のラグやツノのオブジェになり、夕食の皿に乗ったり、そしてソリまで引かされる。


まんべんなく使われていた。
聖なるサンタの国の裏側を見た気分。


いや、もうちょっと夢を見なければ。
ピュアなハートでクリスマスを感じたい私の脳裏にクリス松村がよぎる。


無理そうだ。