私は仕事中にふと、「あなたのいる場所はもうそこじゃないよ」という言葉が聞こえてきた時があった。
じぶんの中のじぶん自身が間違いなくそう言っていた。
気持ち的にも弱っていて、人にも疲れ、とうとう朝起き上がれないようになってしまった。
そして、その職場を離れました。
そこからは、なんてじぶんは弱っちいのだろうと、自分を責める日々の始まり。
新しい仕事を頑張りたいのに、頑張る気力が湧いてこない。
人と会うと、寝込んでしまうくらい疲れてしまう。
以前のじぶんからしたら、考えられない状態。
そんな日々が長く続いていました。
でもきっと私だけじゃなく、多くの人は道を歩いている限り、そんな時はあるのかもしれない。
例えるならば、飛行機の乱気流にふと飲み込まれてしまうようなそんな時。
私はその乱気流に飲まれたままで、揺れないルートがあるのにも関わらず、その道に進んだら気持ちは安定するかもしれないけど、管制官から「あんな道にいきやがった!」と怒られ、呆れられるのを怖がっていたんだなぁと思う。
でも、最近ようやく、やっとようやく。
じぶんの飛行機はどこに着陸してもいい、と思えるようになった。
きっと、怒る人も呆れる管制官も予想外の場所に飛んでいったら、後を追うことも諦めるだろうから。
着陸したらしたで、そこに住む人達は最初は驚くかも知れないけれど、歓迎し、そのうち私自身を住人だと認めてくれる気がしている。
自信を無くしている人へ。
こんな私のような人もいるので、なんと言うか安心して下さい。
これからは、もっとも自然や体に良いもの、美味しいもの、心のこもった物、美しいと感じるもの。