2週間後の休日の2時ごろ、私たちは出かけた。
片道2時間。
ペーパードライバーの私にしては、かなりの強行軍。
そして、高齢の義父にとってもかなりの無茶だった。
92歳で未亡人になった義理の伯母さんは
時折涙を流しながら
入院中の様子を話してくれた。
義父の兄の家について、しばらく個人を懐かしむ話をし、
しばらくして、義父が
「体がつらい」と言い出した。
横になるかと勧められたが、
私たちは帰ることにした。
家に帰ったのも、やはり2時間後。
夜8時ぐらいになっていただろうか。
車から降りようとした義父がおかしい。
固まったまま、動こうとしない。
うつろな目をして、ぼーっとしている。
見かねた夫が抱きかかえてマンションのエントランスまで運んだが、
やはりそこでも動けずに、
今度は膝を折ってガタガタ震えだした。
「寒い」
そういった後、
義父はまるで人形のように動かなくなってしまった。