昨年の7月以来、1年5ヶ月ぶりに「春のめざめ」を観劇しました。




今回、観劇したのはEASTチーム↑

大人の男性の森田浩平さん、大人の女性の尹嬉淑さんは昨年からの続投。若者たちは入れ替わり、リアルに未熟で若い子たちがヒリヒリするような思春期の物語を伝えてくれました。


この舞台、14年前に劇団四季で上演され、今はホリプロ所属で活躍しているカッキー(柿澤勇人くん)の出世作として有名(ちなみに「ムーラン・ルージュ」他で活躍している上川一哉くんも主演していたらしい)。

私は劇団四季版を観ていないので、どんな作品かを観て、若き日のカッキーを想像したいと思って前回、観劇したのですが、SNSで同じ想いの方を大勢見かけました。


だからと言うわけではないと思うけど、今回EASTチーム・メルヒオールの東島京くんが遠目に見ると髪型、立ち姿などカッキーに似ていてビックリしました(顔はウェンツくんにも似ていた)。優等生で問題児、おそらく天才肌で、燻った反抗心…なるほど、こういう役だったのか〜。カッキーはこの役を演じたことが四季退団に繋がった(たぶん自分のやりたいことはディズニーミュージカル路線でないと気づいた?)と言っていたけど、メルヒオールが彼のパンドラの箱を開けてしまったのね。東島くんも、これまでのメルヒオール役者に続く、熱さを持った役者になりそうで楽しみです。


モーリッツ役の江副貴紀くんも上手かった。教師たちから排除するべき欠陥品のような扱いを受ける彼のひ弱な感じ(ポンコツ感?)が素かと思って見ていたら、きびきびと終演後トークショーの司会をする彼が頭の回転速そうなイケメンで、真逆のイメージでビックリしました。


女の子で印象に残ったのは、イルゼの井上花菜ちゃん。この間まで、「アナスタシア」のヤングアナスタシア役を演じる彼女に注目していたのだけれど、大規模舞台で長期公演をやったことで身につく存在感?が頭ひとつ抜けていると思いました。


そしてヴェントラの内田未来ちゃんは…もとアマデ(芳雄くんラストだった2014年)⁉️大きくなったねー(近所のおばさん目線)🥲この舞台の一番、残酷な部分を背負う役で、本当に何も知らない、少し前の時代のドイツの少女としてそこに存在していました。


前回観た時は、ストーリーの衝撃的な部分ばかりが印象に残り、肝心の結末がぼんやりしたイメージだったのですが、今回はラストナンバーの歌声と、ラストシーンの大人の男女の後ろ姿が印象に残りました。

"夏"という歌詞が出てきて、思春期を乗り越え、夏に向かう若者たちの希望が感じられたのだけれど、英語タイトルはThe Song of Purple Summerなんですね?

青い春から紫の夏へ?