ご縁があり、東池袋のあうるすぽっとで「ベンジャミンの教室」を観劇。
 
 
観劇歴30年を超えますが、最初の十数年は劇団四季中心、その後の二十数年は東宝ミュージカル(帝劇、日生、途中からシアタークリエが加わり)中心。
そこから何らかの繋がりで、他のミュージカル(音楽座、ミュージカル座、フォーリーズ・・・)を見たり、ストレートプレイもかなり見てきたけれど、
今でも新しい劇団に出会うたび、東京には本当~にたくさんの劇団があるんだなぁ~と驚かされ、新鮮です。
 
今回初めて出会った劇団は電動夏子安置システム・・・?何か変わった名前・・・。
舞台は、とても楽しく、いっぱい笑わせてもらいました(笑い過ぎて涙が・・・笑い泣き)。

 

登場人物は小学校で「税金教室」を開催する中小の事業主たち。

「税金教室」の準備会議と、「税金教室」の様子なのだけど・・・これがカオス。

1人1人が勝手な行動で収拾不可能になるけれど、何とか進んで行くのがショー・マスト・ゴー・オンっぽい。

あと、最初、会議中の雑談と思っていた会話が全て伏線で、終盤、次々と伏線回収されていくのが爽快!

個人的に最後もやっとする(解釈は個々の観客にゆだねる)系は苦手で、伏線回収でスッキリする舞台が好きなので、これは本当~に楽しめました。

 

で、この舞台に客演で出演したのが森田晋平くん。

事業主たちの会に新しく入会してくるサプリメント会社の経営者。

プラセンタのサプリが大当たりして、「胎盤王子」の異名を持つ・・・

モデルは青汁王子?ローランド?テレビにとり上げられスター気取りで大言壮語、チャラい奴・・・と思っていたら、

事業主会の中に幼馴染の女性がいて、化けの皮?をはがされた素顔は、友達もいない、根暗、引きこもりのヘタレ。

この二面性の演技が本当に自然で面白くて、いっぱい笑わせていただきました。