町田 康著「膝のうえのともだち」を読みました。
と言うよりも、写真集ですから眺めましたというべきでしょうか。

飼い猫とした野良猫12匹との生活が想像されますが、フォーカスは猫の表情、仕草
ですので、ただただ可愛いとほのぼの楽しめます。
写真集の最後にある短文も、私と猫という語り部が混然として、何という猫好きかと
感心させられました。

それにしても猫の世界は奥深いと感じています。無邪気に思える時と、得体が知れない
時の格差が大きくて。

このGWは、貴志川鉄道のタマちゃんに会いに行こうかな
偶然に発見したこと、思いついたことなど記事を送信します。

白石一人著「ほかならぬ人へ」を読みました。


この度の直木賞作品であり、久々の本格的な恋愛小説という

触れ込みでしたので、期待感を持って読みました。


しかし、私としては期待外れと言わざるを得ません。

挿話、出来事が抑揚なく羅列されている感が強く、感動の

高揚が得られませんでした。

結末も、ありきたりの印象。


選考委員の好意的な選評も期待感を持った一因でしたが、

読了後には違和感を覚えた次第です。


芥川賞、直木賞を問わず、このところゾクゾクするような

作品にめぐり合う事ができません。


もう一人の受賞作家である佐々木 譲氏については、「エトロフ

発緊急電」など、これまで緊張感溢れる諸作品を楽しんで

きました。受賞作はオール読物誌上の一部のみ読んだだけ

ですが、緊張感がやや薄れているようです。

刑事物にとらわれず、従前のようにスケールの大きいテーマ

を取り上げていただきたいですね。