米澤穂信の古典部シリーズを読み始めました。【氷菓】を読み終えて【愚者のエンドロール】の途中です。

やっぱり米澤穂信、好き( 。・_・。)

読み手にある程度の知識を要する文章は良いね。なんか作家さんに信用されて託されてる感じ。(調子に乗りすぎ?笑)




本読みで良かったと思うのは、もちろん素敵な本に出会えた時なのだけれど。

今日も、抱きしめたくなるような本に出会えました!



いつ眠くなっても構わないように枕元に栞を置いて読み始めた【ミミズクと夜の王】…あっという間に引き込まれてしまった。 栞なんて必要無かった。

ああ、読むべきだよ。

買っておきながらあらすじすら読まずにずっと放置していたわたしが言えたもんじゃないけど、読むべきだよ。

幸せってこういうこと、愛しいってこういうこと、とても心揺さぶられる物語でした。



有川浩が解説を書いていたのはわたしにとって、とても嬉しいオマケだわ。笑

【story seller】で読んでからすっかりファンになってしまった、近藤史恵。

とりあえず【凍える島】【桜姫】【二人道成寺】を読みました。

あまり調べもせず近所の図書館にあった本を読んだ、ってだけなので。シリーズ等お構いなしな読み方になってしまったのが、ちと残念。いつもだったら出版した順に読んでいくんだけどね(*´Д`)

一気に読めてしまう長さで、ここまで満足感のある作品は久しぶり。

じっくり読ませる長さで物語を紡げば、とてつもなく切ない話ばかりなのに。
のめり込んだと思ったら、あっという間に事実に辿り着いてしまう。けれども、こういう登場人物の感情に隙間や空白があるのは好きです。あれこれ想像出来るし、自分だけの結末を迎えられる。
物語の締めくくり方もすごく好きになれるのも、同様の理由かな。
ハッピーエンドでもアンハッピーエンドでも無い結末は、ある意味すごく救いのある結末なんじゃないかな。登場人物一人一人が自分の足で自分の道を歩いているような錯覚が起きる。それがまた心地良い。

まだまだ続きそうです、近藤史恵ブーム★


けれども、どんなに読みやすくても時間があったとしても。1日1冊これは絶対(自分ルールでね)読んで終わりではなくて、余韻に浸ることも読書だと思う。そして、醍醐味。