ドクターは
50代くらいの男の人だった。



背も高く
体格も少し太めだったので
なかなか迫力がある。


そして
アパートの部屋の中も
我が家と大差ない普通のアパートで

何より 

ドクター1人しかいなかった…真顔


この時は
時間外で見てくれるから
ドクター1人なのかな?
なんて思ったけれど
そうではなくて

個人医は
受付から何から何まで
1人でやるのは普通らしい。


ここで私は
ドクターとはいえ
まったく知らない男性のアパートに
息子と2人で来てしまい
大丈夫なのだろうか…

てか本当にドクター??

なんて不安になってしまった不安


知らない男性のアパートに
上がり込んでしまったと同じよね??

しかも海外不安


ドクターしかいないから
脅されたりしたら
誰にも助けてもらえない…不安


けれどそんな不安をよそに
ドクターは低評価の本領を発揮し

ひたすら営業トークを始めた…真顔


早く息子の耳を診て欲しいのに
いかに自分が
日本人たちから頼られているのかを
誇らし気に語り

「日本語チョットできるから
あなたのご主人のカンパニーの人にも
⚪︎⚪︎ドクター(自分)はイイヨ!
って言ってください!」

と、まだ何も診ていないのに
自分をゴリ押し。

外国人すごい…!!
自己評価が高過ぎる!!!


そしてひと通りの営業トークのあと
やっと診察してもらえ

息子は中耳炎のなりかけと
診察中に痛いと泣いたので
炎症を起こして外耳炎も少しあるかも?

との診断だった。


中耳炎はともかく
外耳炎は

私の耳掃除のせいかも…滝汗

ご、ごめんなさい、息子…笑い泣き


ドクターは診察後
今度は自分で処方箋を出し
自分で会計処理まで行った。


そして日本人に慣れているので
薬の飲み方を日本語訳した
プリントもくれた。

「日本人、助かるデショ?
ここ、オススメしてね」

最後までゴリ押し…オエー


と思ったけどこれだけで終わらずチーン


帰る前に診療所内を案内され
ここの医療設備は整っているから
知り合いにすすめて欲しいと
もう十分です的な話を
また延々と話し出す…チーンチーン


ここまでしつこいと
これが逆に低評価に
繋がっているのでは…と思う。



そして肝心の診察料は


一般的なホームドクターの
約3倍だったゲロー



バカだと(言語ができないと)
ぼったくられるんだなぁ〜…ニコニコ



ちなみに
他の日本人が多く通うところも
2倍前後の料金設定で

彼らは駐在員が
会社からサポートを受けているのを
わかっているので

「どうせ会社が払うんだから
あなたに損はないだろ?」

と平気で言ってくる。

本当にバカにされているので
慣れてくるとほとんどの人は
日本語を話さない
現地の人が行くところへ変えるし
私も後に変えましたキョロキョロ


耳が痛いのと
ドクターの長話に飽きて
グズグズしている息子を再度抱き抱え
最寄り薬局まで歩き、薬を購入。


たかが中耳炎と外耳炎なのに
根本となる風邪薬系も追加され
薬を6個も購入チーン


液体の飲み薬にいたっては
針のない注射器みたいなのが付属しており
それを使って自分で分量をはかり
飲ませるらしい…

え〜〜〜チーン


よくわからない薬を
私が計量して
息子に与えていいのだろうか…

と不安だったので
とりあえず薬はググってから与えたけれど
耳の薬はすぐに効いてくれたので
もの凄くホッとしたのと

往復で1時間くらい
息子を抱っこして歩いたので
めちゃくちゃ疲れた日でした。