福島県伊達市堂ノ内に出店が予定されている多機能複合型ショッピングモール『(仮称)イオンモール北福島』について、施設のおおよその概要が明らかになりましたのでお伝えします!
『(仮称)イオンモール北福島』は、現在組合施行で進められている土地区画整理事業 “伊達市堂ノ内地区土地区画整理事業” 施行区域のうち、仮換地1街区1画地ほか地内の計263区画,敷地面積16万0697㎡への出店が予定されています。敷地面積は「イオンモール名取」(宮城県名取市)の約15万8000㎡を上回る規模となります。
約16万㎡の広大な敷地内には、メイン施設となる延床面積11万3280.65㎡,S造3階建(一部4階建)の “モール棟” が整備されるほか、延床面積5068.04㎡の “ホームセンター棟” ,延床面積1423.46㎡の “アウトドア棟” ,延べ1942㎡の “ガソリンスタンド棟” が整備される予定となっています。駐車場は平面駐車場・屋上駐車場(モール棟)合わせて4000台以上の収容台数が確保される計画です。
(『(仮称)イオンモール北福島』の平面図)
このうち、『(仮称)イオンモール北福島』のメイン施設となる “モール棟” については「イオンモール新利府南館」の延床面積約10万1000㎡を上回る11万3280.65㎡となり、「イオンモール」が入居テナントに賃貸する面積=総賃貸面積は70,000㎡前後,専門店数は200店舗前後となることが予想されます。なお、2023年4月時点で“モール棟”内へのシネマコンプレックス(複合映画館)の出店予定は無く、代替施設として体験型遊戯施設の出店が検討されています。
(他施設の体験型遊戯施設イメージ)
“モール棟”については2023年4月に開業した『イオンモール豊川』(愛知県豊川市)とほぼ同規模のショッピングモールであり、また『イオンモール豊川』は2023年4月時点で「イオンモール」としては最新のショッピングモールとなることから、参考となる施設といえるでしょう。
【イオンモール豊川 公式ホームページ】
なお、総賃貸面積および専門店数については今後決定する入居テナントの動向次第で変動するものとみられます。
(2023年4月開業のイオンモール豊川)
“モール棟” の周囲に配置予定である外部棟のひとつである“ホームセンター棟”(延床面積5068.04㎡)については、現時点で出店企業は非公表でありますが、東北6県に展開するイオングループのホームセンター「ホームセンターサンデー」(青森県八戸市)などの出店が予想されます。
ほかにも“アウトドア棟”や“ガソリンスタンド棟”なども外部棟として配置され、個性溢れるショッピングモールになることが想像できます。
(画像は他施設のイメージとなります)
さらに“モール棟”周りの駐車場の一部には、延べ3万0674.43㎡の“屋根併用太陽光パネル付きカーポート”の設置が予定されており、環境に配慮された施設となることが予想されます。
(“屋根併用太陽光パネル付きカーポート”が設置された「イオンモール豊川」)
『(仮称)イオンモール北福島』出店予定地は2022年10月19日付けで農地転用許可を受けており、「戸田建設」の施工で造成工事が着々と進められています。
(出店予定地に面する国道4号線下り線で始まった道路拡幅工事)
また、出店予定地の西部では『(仮称)イオンモール北福島』へ電力を供給するための送電線「(仮称)イオンモール北福島支線」の整備が着々と進められており、2023年4月時点で鉄塔の建設が進められています。
送電線『(仮称)イオンモール北福島支線』の整備は、桑折町に整備されている既存の送電線から『(仮称)イオンモール北福島』へ電力を供給するためのものであり、かなり大掛かりなプロジェクトとなっている模様です。
『(仮称)イオンモール北福島』の建築工事は2023年4月時点で着工に至っていませんが、2025年春頃の開業を予定しています。
他施設の事例から建築工事の工期は約1年〜1年半とみられ、今夏〜今秋に建築工事着工のお知らせが「イオンモール株式会社」より正式に発表され、施設概要(施設コンセプト等)の公表も同時に行われるとみられます。
(参考: イオンモール豊川 店舗建築工事工程表)
これまで「株式会社イオンモール」が公開している『(仮称)イオンモール北福島』のイメージパースも大幅な変更がありそうです。