福島県本宮市に、会員制倉庫型店『COSTOCO(コストコ)』が進出する可能性が極めて高いことが独自の調査により明らかになりました。
出店が予定されている場所は、福島県本宮市の東北自動車道「本宮インターチェンジ(I.C)」周辺の水田地帯となります。
予定地ではすでに出店に向けた測量設計が進められているということです。
(コストコが進出予定の概ねの位置)
2023年2月5日現在、本宮市としては進出企業名を明らかにしていないものの、インターチェンジ周辺に大型商業施設を誘致する動きを本格化させていることを明らかにしており、市長も「本宮インターチェンジ周辺開発では物販系企業との交渉を続けており、実現すれば大規模な商業施設になると想定される。」とコメントしています。
また、本宮市議会における本宮インターチェンジ周辺開発計画に関する答弁の中で、大型商業施設立地後の渋滞対策について “岐阜羽島インターチェンジ周辺の類似事例を視察した” などといった発言が聞こえてきました。
岐阜県羽島市の名神高速道路「岐阜羽島インターチェンジ」周辺には「コストコホールセール岐阜羽島倉庫店」が立地しており、類似事例とはまさに「インターチェンジ」と『コストコ』とが近接する関係性であると想像できます。
さらにSNS上でも本宮市への『コストコ』進出の噂が熱を帯びており、信憑性は低いものの、“本宮インターチェンジの辺りにコストコが進出するらしい”,“コストコによる地元住民向けの説明会が行われた” などといった情報も見受けられました。
「本宮インターチェンジ」周辺への『コストコ』進出が確実となれば、福島県初の店舗となります。
しかしながら、本宮市やコストコホールセールジャパンによる正式な出店計画の発表があったわけではございませんので、進出企業の正式な発表をもう少し待ちましょう。
●企業誘致急ぐ本宮市
本宮市は経済活性化や交流人口の拡大,定住促進を目的にインターチェンジ周辺への大型商業施設誘致を本格的に進める方針です。
本宮市長は市議会における答弁の中で、
「“交通の要衝”・“立地条件の良さ”という意味では伊達市さん周辺などの競争自治体が増えており、従来のようには通用しなくなってきた。本宮市として今後どうするべきかを考えなければいけないと思っている。」
と発言しており、企業誘致において “立地条件の良さ” を前面に打ち出すのみでは対抗できなくなってきた、という焦りが見えてきます。
伊達市への「イオンモール」進出を皮切りに、今後こうした大型商業施設誘致の動きは本宮市に限らず県内各地でも見られそうです。