卒乳とむし歯

　卒乳が遅れると虫歯になりやすい。

これは統計的にも明らかなのですが、

この原因は母乳そのものではありません。

原因は、日中の食生活にあります。

年齢があがってくると、どうしても甘い食べ物や飲み物が増えてきます。

その上、この時期の歯磨きは泣いたりしてきちんとできていないことが多いです。

その汚れたままの歯で夜間授乳を続けると、あっという間に虫歯が増えるのです。

でも、離乳から卒乳という言葉になったように、

子供自らがおっぱいから卒業していくのを待ちたいお母様方の気持ちもすごくわかります。

なので、母乳を続けていきたいママさんたちは、ぜひ、虫歯を作らないように頑張ってください

そのためには、寝る前の歯磨き、甘い食べ物、飲み物を減らす。

そして、毎日のフッ素の利用をお勧めします。

もし虫歯になってしまったら、歯医者の立場としてはすぐに母乳をやめてもらうしか方法がありません。

そのまま続けるとどんどんひどくなり、痛みをともなうぐらいの虫歯になってしまいます。

そうならないように、母乳を続けるお母様方、予防をがんばりましょうね。

ちなみに、うちも１歳６か月の娘がいますが、まだ卒乳していません

でも虫歯なしでがんばっています

まあ、夜はおさえこまれて歯磨きされてますが、終わるとケッロっとしてます