8.空虚家を出て、駅に向かって少し行った所に、とっても古くて、とっても小さな、一軒の民家がある。そこに、最近、ハリガミがしてある事に気が付いた。『どなたでも、お立ち寄り下さ い。話し相手になります。』一瞬、びっくりするも、足を止める事なく駅に向かう。数日経った、平日の雨降り、その家の壁に、沢山の傘が立て掛けてあるのを、私は見た。そして願った。そこに集まった人達の目的が、まだしも、、まだしも、怪しいセールスや宗教の勧誘に騙された結果生じたものでありますように。