さて、gccをインストールするには、やはりなにがしかのコンパイラがいります。実は、gccインストール用のコンパイラがバイナリで配布されているのです。

 それをまずインストールして、それから最新のgccのソースコードを入手してコンパイル作業に入ります。そして、その手順がなかなかおもしろいです。

 まず、最初コンパイルをします。すると、インストール用のgccでコンパイルされたgccができあがります。

 この第一段階のgccで再度コンパイルを繰り返します。すると、インストール用コンパイラでコンパイルされたgccでコンパイルされた、gccができあがります。

 そうやって出来上がった第二段階のgccでもう一度コンパイルをします。すると第三段階のコンパイラができあがり、それで一丁上がりです。

 最後には、自分で自分自身をコンパイルするというわけです。

 ややこしい話になりましたが、十数年くらい前に延々とこれをやっていたことを思い出します。当時のマシンは性能も低かったですし、インターネットも専用線接続ではないので、gccのソースコードやインストール用バイナリを入手するのも一苦労です。

 それを思えば、UNIX系OSもずいぶん敷居が低くなったものです。Windowsに近い手軽さでいろいろなソフトをインストール出来るようになりました。

 こんな苦労話も語りぐさになってしまう時代になってしまったようです。使い勝手が良くなった分、セキュリティに気を配れればそれにこしたことはありません。

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