最近のiPODの人気はすごいもので、あっという間にポータブル音楽プレーヤーの代表になってしまいました。日本人とすれば、ポータブル音楽プレーヤーといえば、ソニーのウオークマンというのがまず思い浮かぶところだったのに、いつの間にかソニーのかげがすっかりうすくなってしまいました。

 オーディオメーカー各社もこのiPOD人気にあやかろうと、iPODを接続できるステレオや、カーステレオをこぞって作り始めているということがニュースになっていました。

 このようにして、自分の好きな音楽を好きな場所ですきなように楽しむことができるようになったことは喜ばしいことですが、その場合につきまとってくるのが著作権の問題です。

 アナログレコードをカセットテープにコピーしていた時代なら、あきらかに音質も落ちますしその手間もけっこう面倒なものなので、個人の私的な複製という範囲で大きな問題になりませんでした。

 ところが、CDをデジタルでコピーできる時代がやってくると、元のCDと全く同じものが複製として作れてしまうわけで、大きな問題になりました。携帯プレーヤーに音楽をコピーする場合には何らかの圧縮フォーマットに変換することが普通ですので、音質の点では元よりも劣化しているわけですが、それにしても、アナログレコードをカセットテープに録音していた時代に比べれば格段に高品質のコピーが簡単に作れてしまうことに変わりはありません。

 映像の場合はもっとややこしくなります。現在のデジタル放送はハードディスクレコーダーに録画しても、それを他の媒体にコピーすることができません。コピーではなく移動(ムーブ)しか許されていないのです。ですから、ユーザは、非常に不便な思いを強いられているのです。

 iPODの場合、正規の音楽ストアで購入した曲を楽しむ場合は何の問題もないのですが、著作権にふれるような入手の仕方をした音楽を聴くのは後ろめたいことでしょう。

 デジタルデータを取り扱う場合、必ずこの種の問題が発生してきます。オリジナルとコピーの品質が同じというデジタルデータの特質をよく理解して、ユーザにとってできるだけ不便さを感じさせない仕組みの著作権保護の仕組みの制定が望まれるところです。

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