東証のトラブルの原因は、インターネット経由の株取引が増えてきたことに対して、処理能力を増強するための修正に問題があったことにあるそうです。

 処理能力を引き上げようとした予防措置が、未曾有の大トラブルの原因を作ってしまったというわけです。

 ここ数年、インターネット上で株取引を行う個人のデイトレーダーと言われる人々が増えているそうですが、このようにして、インターネット経由でアクセスされるシステムの処理能力の見積というのは大変むずかしく、適切な設備投資を行うことはなかなか困難なことで、今年、他の証券取引所で起こっているトラブルも急激なユーザ負荷の増加によるものがほとんどです。

 このように考えてみると、似たようなトラブルは今後も起こる可能性があると考えるべきでしょう。ハード、ソフトの処理能力をを年に何度も見直して、アップデートしていくということは、それだけトラブルの可能性も増えるということなのです。

 インターネット向けのサービスはわれわれ一般ユーザにとって大変便利なものですが、それを維持管理していくのは、企業内だけで使用する、従来の業務向けのシステムよりも比べものにならないほどの労力がかかるということをよくよく認識しておかなければなりません。

 ISMSで管理すべき項目の中に、十分な処理能力をもった設備の導入に関する部分があるのですが、今回の件はこの点にも大きくかかわってきます。

 東証がどの程度のバックアップシステムを準備して、日頃の管理をどのようにして行っていたかはわかりませんが、これだけの大事件になってしまった以上、根本的な見直しが必要なことは間違いないと思います。

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