さて、ホジュンはウィテに連れられて末期がんの患者の診察に行き、もう助からない患者の最期を看取れと言われ、世の中には医者が治せない病の方がはるかに多いのだということを改めて学ばせます。

 その頃、ウィテの医院にたくさんの患者が運び込まれていました。ある村で疫病が発生したのです。すわ一大事ということでホジュンはウィテに合流して診療に出向こうとしますが、現地でウィテに帰れと言われます。

 仕方なく引き返す途中で患者を発見し、その治療にあたる中、結局ウィテとともに疫病患者の診療にあたり、なんとか収束させます。

 ホジュンは疫病の診療にあたる過程で、ウィテががんだと知ることになり必ず治療法を見つけると心に誓います。

 ウィテはイェジンが自分の死後どうなるかを心配し、考えた末ドジのところへ行かせることにします。それに同意したイェジンは、ホジュンが薬草取りに行っている間に置手紙をして漢陽へ旅立ちます。

 漢陽に着いたイェジンはドジに会おうとしますが、なかなかかないません。そうこうしているうちに、ウィテの妻オ氏の家の下女たちがイェジンの姿を見かけたことを、オ氏に報告します。

 そうすると、オ氏はイェジンをドジに会わせまいとして、人を使いイェジンを拉致しようとしますが、たまたま通りかかった捕盗庁(ポドチョン)の従事官(チョンサグワン)イ・ジョンミョンという男に救われます。

 そして、とうとうイェジンはドジの家を探し当てて向かったのですが、なんとそこへドジが花嫁を連れて帰ってきたのです。

 イェジンとドジの再開は全く最悪のタイミングになってしまいました。この時のイェジンの心のせつなさを考えると胸が痛みますね。また、出世のために有力者の娘との結婚を決めたドジにしても、自分のそばにイェジンがやってきたことで、この先気持ちが揺れ動きます。

 それにしても、ドジの母のオ氏の行動は徹底してドジを出世させるという目的に基づいています。その邪魔になるようなものをことごとく排除しようとします。これが、親心というものだと言えば、そうかもしれないのですが第三者である視聴者としてはどうでしょうか。

 私は自分の子供を持った経験がないので、そこまでオ氏の気持ちには同意できませんが、一人息子を持つ母だとすれば万難を排する気持ちが理解できるのかもしれませんね。

 しかし、人を雇ってイェジンを拉致してしまおうというのは、これはやりすぎですね。また、ドジの出世の邪魔になるホジュンに対する態度も同様で、これから先ホジュンが医官となり漢陽にやってきた後で、徹底的に邪魔者扱いする様は視聴者としてみていても、ちょっとびっくりしてしまいます。

 さて、ドジはこうして人生の大きな節目を迎えることになりましたが、それはホジュンにしても同じです。ホジュンはこれからどうするのでしょうか?次回をお楽しみに。