タンザニア① ~タンガニーカ湖の街 キゴマを歩く~
まとめ
宿:Leaders Lodge/1200×2泊/お湯/Wi-Fi/蚊帳/レストランあり/コーヒー飲み放題
昨夜薬を飲み、久しぶりに10時くらいに起きると体調は大分回復していた。
やはり薬は現地で買ったものに限る。
というかおそらく、体がでかい黒人用に作られているので小さい僕が飲むと効きすぎてしまうのだろう。
宿で無料のコーヒーを飲み一服...したいところだがタバコがない。
仕方なく景色を見ながらボケーっとする。
天気も良く、遠くにはタンガニーカ湖が広がる。
体調も良くなってきたので、湖まで散歩してみることにした。
途中銀行近くにATMがあったので20万シリングほどお金をおろす。
アフリカはATMにカードが吸い込まれることがよくあるそうで気を付けなくてはいけない。
ちなみにお勧めのATMを下す場所は
①ショッピングモールの中
②銀行併設ATM
③ガソリンスタンド併設ATM
である。
というかこれらの場所以外で降ろすべきではない気もする。
歩き続けるにつれ段々と湖が目の前に近づいてくる。
キゴマという街、旅行前はまったく知らなかったのだが湖沿いということもあり割とリゾートっぽい雰囲気である。
中には国旗が掲げてある高そうなホテルもあったが、外国人らしき人は見えなかった。
街にはダイビングショップもあった。
ちなみに私はダイビングが好きで、それもアフリカに来た理由の一つである。
タンガニーカ湖ってダイビングできたんだ...
タンガニーカ湖!!!
もはや湖というより海といった方がいいだろう。
天気も相まってめちゃくちゃ綺麗だった。
歩いているとお腹がすいてきたのでビーチにあった謎のレストランに入る。
喉の調子がまだ悪いので、コーラとチキンを注文。
ん~多すぎないか???
チキンも想像していたのとは違い、骨付きの脂っこいやつがたくさんある。
そうこうして一人で頑張って食べていると、一人の女の子に話しかけられた。
女「私もこれ食べていい!?」
俺「いいけど...」
図々しいなあと思いつつとても一人で食べれる量じゃないのでラッキ~とも思った。
ま、つまようじ二つあるしいっか。
聞けばこの女の子、僕と同じ年らしい。
高校を卒業してからはずっと家にいるそうで、結婚するのを待っている様子。
じゃあ普段なにしてるの?と聞くと何もしてないと言われた。
同い年ということもあり意外と話が盛り上がって、そのあとはお互い写真を撮って遊んだりしていた。
↑俺の帽子を取り写真を取れというアフリカンビューティー
ちなみにこの子はコンゴ民主に行ったことがあるらしく、この子曰く安全だと言っていた。
(情報収集もかかさない)
しばらくすると家族が迎えに来たらしく、
「私は毎週ここに来るから、また会おうね」
と言われて別れた。
おそらく僕がキゴマに住むタンザニア人だったらここから恋が始まっただろう。
しかし僕はただの旅行者。
旅行者に「See you again」はないのだ...
そんなキザなことを考えながらまた一人になってしまった。
正直一人で旅行していて一番困ることは何かと聞かれたら、飯を一緒に食う人がいないことである。
移動中も観光中も一人が好きだが、飯を食う時だけは正直だれかと一緒に食べたい。
そんな心にぽっかり空いた穴を埋めるかの如く、気づけばビールを注文していた。
これがこの後何度も飲むことになる「キリマンジャロ」というビール。
ほかにも「セレンゲティ」など有名な地名に則した名前のビールがある。
僕的にはセレンゲティの方が喉にくる感じがあっておいしいかなと思った。
結局ビールとチキンとコーラで1000円くらい使い、ビーチを後にする。
宿に帰るとマサイ人に絡まれる。
ヘイ、ブロ、ヘイ、ブロ、と目が会うたびに絡まれ、少しうざったいがめちゃくちゃいいやつらである。
彼らはマサイ族出身でキゴマに稼ぎに来たそう。
僕がこのあとアルーシャに行くというと、メチャクチャ嬉しそうにしていた。
そのあと、日本は金持ちだからいいな~と言ってくるので
「俺はお前らの方が楽しそうに見えるよ、日本人たくさん働くし」
と言うと、
「そうだ!俺らは金はないけど幸せだよ!お前もタンザニアに住むといい!俺がタンザニアの女を紹介してやるからお前は日本の女を紹介しろ!」
などと言ってくる。
なんとも愉快なやつらであった。
↑目が合うとポケモンのごとく必ず話しかけられる
夜はまた、マサイ人が作ってくれたチキンライスを食べる。
超うまいってわけじゃないんだけど、なんとも癖になる味だった。
旅行前は全く来るつもりがなかったキゴマだが、いろんな人や景色と会えたとても良い街だった。
ちゃんと予定を立てる旅行もいいけどやっぱりこういうことがあるからバックパッカーはやめられない。
今日はここまで!