〈移動編〉リュモンゲからキゴマ ~ブルンジからタンザニアへ移動!~

 

 

まとめ

リュモンゲ→Manyovu(ブルンジ側国境)/乗合タクシー/10000フラン(500円)/3時間くらい

Manyovu→キゴマ/乗り合いタクシー/10000フラン(500円)/1.5時間くらい

タンザニアアライバルビザ/50$

Leaders Lodge/1200×2泊/お湯/Wi-Fi/蚊帳/レストランあり/コーヒー飲み放題

SIM/二週間15000シリングくらい?(失念)

朝起きると扁桃腺の違和感に気付く。

これはもしや...

毎回風邪をひくときは最初に扁桃腺が腫れるのですぐに気づくことができる。

というわけでいつもなら薬局を探し薬を入手するところである。

え?薬を日本から持っていかないのかって?

現地の風邪は現地の薬でしか治らない。

深夜特急にも書いてある旅の鉄則である。

しかしここはブルンジ。

たぶん偽薬だらけである

本来ならばビザの関係でもう一日滞在できるはずだったが、薬を手に入れるためタンザニアへ向かうことにした。

 

ブジュンブラからタンザニアへ行けるという情報は得ていたが、ブルンジの南側からタンザニアへ抜けれるのかという情報はネット上に転がっていなかった。

そのため仕方なく街を歩いているとバス会社を見つける。

 

僕「タンザニアに行きたいんだけど」

スタッフ「キゴマまでのバスはあるけど今日はもうないよ」

 

ってことはとりあえず南下してもタンザニアには行けるみたいだ。

今日行きたいんだけどと言うと、親切に国境の名前やタクシー乗り場の位置を教えてくれた。

ムラコゼ!

宿に戻り、急いで朝食を食べて出発の準備をする。

 

 

クソでかいオムレツのようなものを食べたところで、タクシー乗り場へ向かう。

タクシー乗り場ではいつものごとく現地人に囲まれ、みんなが

「俺の車にのれ!」

という風に誘ってくる。

英語が少しわかるおっさんに助けてもらいながら、国境行の乗合タクシーに乗る。

またいつものようにこのおっさんにお金をあげるととんでもない数の人に囲まれてしまった。

全員、手をだしてお金をくれ!と言ってくるので少し怖くなりながら急いで車に乗り込んだ。

 

乗り合いタクシーを一回乗り換え、合わせて三時間くらい走ると国境についた。

国境には両替商がたくさんいて声を掛けられる。

手持ちの金を持たないままその国に入るとATMを見つける必要があったり何かと大変なため両替をする。

タンザニアには少し長めに滞在する予定なので、100ドルを両替。

両替商が出してきた金の枚数を数え太陽に透かし、偽札でないことを確認してから100ドルを渡す。

 

 

ブルンジ側の出国はスムーズであった。

また、ブルンジ側の税関とタンザニア側の税関は一キロほど離れているためタクシーに乗る必要がある。

ここのブルンジ側の税関で、「ブルンジの何が一番良かった!?」と聞かれ非常に困った。

適当に魚が上手かったとか言った気がする。

 

↑ブルンジの税関のおっちゃんと仲良くなり、困ったらここに連絡しろ!とチーフの連絡先をくれた...

 

タンザニアの税関へ向け、山なりの道を進む。

歩いても行けそうだがタンザニア側にタクシー乗り場などはないため、ブルンジ側のタクシーに乗ってそのままキゴマへ向かった方がよさそうである。

 

 

ひたすら山。

ブルンジのデフォルトの景色。

 

 

10分ほど走っているとタンザニアの税関につく。

しっかしここが死ぬほど混んでいる上、健康チェックなどと言って体温を計ったりするため死ぬほど時間がかかる。

さらにさらに、先方に長距離バスの集団がいて長蛇の列である。

ここで我々乗り合いタクシー一味がとった行動が、そう

賄賂を渡すことである

賄賂を渡し健康チェックの紙を人数分もらい、入国審査へ行く。

しっかしここで一緒になった乗り合いタクシーのヤツがかなりウザいやつで、全く聞き取れない英語で話しかけてくる。

タンザニアは危険だとか、50ドル(ビザ用)は職員に見せるなとか、ビザ代だと言っても聞く耳を持たない。

挙句の果てに僕が入国目的に「サファリ」と答え50$を支払うと、

「サファリなんて言うから50$もとられたんだろ!!」とまくし立ててくる。

日本人は50$払わなきゃいけないっつってんだろ!

この後タクシーに乗っているときも最悪で、賄賂代を払えと言ってきたのでいくらか聞くと

 

「40000シリング(2300円)」

 

と言ってきた。

さすがにいくら何でも高すぎる。

ってことで10分くらい口論していたが、次第になぜかどうでもよくなってしまった。

 

僕 「お前ブルンジ人だっけ?」

男 「そうだけど」

僕 「わかったよ、払うよ」

 

ブルンジには、人をあきらめさせる力がある気がする。

その後もチャイナチャイナとウザかったが、そんなこんなでキゴマへ到着した。

 

 

この時点で、道路が舗装されていることに感動してしまった。

露天商からSIMを買い、インターネットを装備。

そしてすぐにバイタクで宿に向かう。

今回はブッキングドットコムで予約した。

 

 

リーダーズロッジ、個室で一泊1200円。

安いのにWi-Fiもあり、お湯もあったので、休憩も含めて二泊することにした。

すぐさま薬局に行き薬を買って安静にする。

久しぶりのあったかいシャワーが気持ちよかった。

 

 

 

レストランを探す気力もなかったため、宿のマサイ人が作ってくれた飯を食う。

久しぶりの米ってこともあってなかなかうまかった。

いつもだったらビールを飲むところだが喉が痛いためコーヒーで我慢。

ブルンジを無事に抜けたことにほっとしながら床についてぐっすり眠ってしまった。