〈番外編〉 コンタクト保水液を探して3000里 ~アフリカで保水液を探せ~
※結論は最後に書いてあるので急いでる人は後ろからどうぞ!
さて、番外編である。
みなさんは海外に行くとき、コンタクトの保水液をどうするだろうか。
「トランクに入れて持っていく」という皆さんは荷物預け入れができる飛行機に乗れる富裕層の方だと存じあげる。
「ワンデイだから関係ねえよ」というそこのあなたもそうであろう。
では、我々クソどけちバックパッカーはというと、僕たちは極力LCCにしか乗らない。
安いから。
そして、LCCは荷物の預け入れをしようとするとお金がかかる。
そのため我々はリュック一つで飛行機に乗れるように様々な工夫を凝らすわけだが(これ結構楽しいよね)...
液体は100ml以下までしか機内には持ち込めない
というわけで私は10日分くらいの保水液をダイソーで買った100ミリ容器に入れて、現地で使用する分は現地で調達するようにしていた。
実際今まで東南アジアだろうがインドだろうがこれで困ることはなかったのだ...
僕はルワンダでも同じように思っていた。
ルワンダについて一日目、保水液の残りが少なくなってきたのでまあ散歩でもしてれば薬局が見つかって帰るだろうと思っていた。
地獄が始まるとも知らずに...
まずはいつものように「pharmacy」と書かれた薬局を探す。
薬局自体は、緑色をしたものがいくつもあり、本当に50メートル置きくらいにあった。
俺「コンタクトの保水液ある?」
店員「え?」
俺「これこれ(写真を見せる)」
店員「あ~ないね!」
このやり取りを三件くらい繰り返したところで何かがおかしいことに気づいた。
あれ、この人たちコンタクトしらないんじゃね?
そもそもアフリカに来て思ったが、眼鏡をしている人が少なすぎる。
おそらくかなりみなさん目が良いのだろう。
眼鏡をかけている人さえいないのに、コンタクト保水液なんて売っているのだろうか...
この後5件くらい回ってもない、ない、ない。
途中で英語が通じたおじさんに「コンタクトって知ってる?」ときくと、「知ってるよ」という。
知ってるけど彼の店にはないらしい。
そういうと彼は電話番号を書いて渡してくれた。
「ここに電話すればたぶん手に入るぜ!」
そういわれてもSIMがないので電話ができない。
仕方なくその電話先に行くことにした。
それがこの公立病院。
ルワンダは所得別に健康保険があり、低所得者はほぼただで見てもらえるらしい。
が、人が多すぎる!
保水液だけほしいと言ってもそれは無理だと言われる。
仕方なくキガリで探すことに...
今度はキガリの中心部に行ってみた。
中心部というのは、ミル・コリーヌの近くらへんである。
そして薬局をさらに探すもない...
正直諦めて次の国で探そうとも思ったが、「こんなに発展してるキガリでなかったら他の国もないんじゃね?」と思い、諦めることがどうしてもできなかった。
そうして新しい考えが思いつく。
「もしかして眼鏡屋にあるんじゃね?」
そう考えたが案の定なかった。
しかし三件目の眼鏡屋で有力情報取得。
「すぐそこにある眼科で聞いてみたら?」
眼科!そうだ、眼科ならあるはず。
ちなみにルワンダで眼科は「オプティカル」という。
そうして二軒ほど眼科をまわったが、どちらとも「品切れだ」と言われてしまった。
時刻は六時、そろそろ病院が閉まる時間。
ああ、もう無理かも、最悪ナイロビに行くか、ダルエスにはあるかな。
そう考えながら歩いていたら、さらにもう一つ眼科を見つけた。
俺「保水液ないですか...?(泣)」
医者「ないっぽ」
俺「え~ん」
医者「あ、下の薬局にあるかも」
まじか!?時間的にもラストチャンス、神様仏様、どうか保水液がありますように。
薬局に入ると他のところとは違い、白衣の店員が二人いた。
俺「保水液ないですか?」
店員「あるよ、大きいやつ?小さいやつ?」
き、きちゃ~
コンタクトを探し始めて一日と六時間くらい、ついについに発見した。
値段は1000円くらいで結構高かった。
宝探しを終え大満足、アフリカ旅行うれしかったランキング三位くらいには入るきがする。
僕が見つけることができたのはこのEye Care Optical。
いつもあるとは限らないのでご注意。
まとめ ~保水液の探し方~
①まずは眼科へ行って探す。
②眼科の近くの薬局もチェック
③100mlに分けた保水液を日本からたくさん持っていくのもあり
④できるだけ大都市で探す:ナイロビ、南アにはあるらしい。タンザニア、アルーシャでもあったとの情報あり。ダルエスはわからん