自然素材のおもちゃをつくる、今回は竹を使った笛を作ります。これが完成品です、紐をつけて首から下げると呼子になり仲間を呼び集めたり、災害で身動きが出来なくなったりしたときに使います。災害などで大声で呼ぶと体力を消耗しますが、笛ならば高い音が出て遠くまで聞こえます。朝ドラ「半分青い」のスズメが吹いているものと同じ構造です。

 

材料と道具です、これだけでできます。簡単なのですが音が出なかったりして苦労することがあります。ナイフ、カッターは両刃のものが使いやすいです。

 

材料の竹にのこぎりを入れます。竹の直径の1/3くらいです。竹の長さは10センチくらい、適当でよい。長さが長ければ低い音、短いと高い音が出ます。また、太ければ低く、細ければ高い音が出ます。この写真の場合、左側が吹き口です。

 

次に斜めに竹を削ります、角度は45度くらいです。この切り口がリードとなり、ここに空気が当たって鳴ることになります。

 

次にもう一度のこぎりを入れます。この時に切りすぎて切り落とさないように注意します。この時点で一度吹いてみます、音は出ないです。

 

出来た隙間に板を挟みます。板の材料は何でも構いませんが余った竹の端っこを削って作ります。これで完成です、左側の短いほう、吹き口から息を吹き込むとなります。乾燥すると板が外れるので木工用ボンドで留めておくのが良いです。

 

簡単に作れますがうまくならなかったり、簡単になったりとします。鳴らなかった時の調整は微妙です、が面白い。また竹の長さ、太さ、乾燥具合により音の高低が微妙に変化し、奥が深いです。