腕はタテ・身体はヨコ【実は誤解だらけ?】レッスンの功罪(前編) | ゴルフ坊主【筒康博】のブログ

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よく言われる、アレって本当なのか?
クラブとの関連性は?

みていきたいと思います。
ゲーリー・プレーヤー選手は

身長(170cm弱)の割に腕が長く、なおかつ
当時としては長尺ドライバーにチャレンジし
飛距離と方向性を両立したゴルファーです。
【腕が長い=ハンドダウン】になりやすいですが、プレーヤー選手の場合はグリップを肩の下より前に出すアドレスの『プロファイル』。

結果としてハンドダウンにはならず、長尺クラブも違和感なく使えたのでは?と推測します。
一方、ニクラウス選手は
身長(179cm弱)の割に全盛期ドライバー長さは
42.75インチと言われています。

ツアー選手の中でも一番短い部類に入るクラブ長さです。

ニクラウス選手もグリップ位置はプレーヤー選手よりはやや肩の下にダラリと下げる
『プロファイル』のアドレス。

非常にアップライトなクラブ使いです。
クラブや腕の傾きだけ見れば、全く異なる
ニクラウス選手とプレーヤー選手。

では、
『腕はタテ・カラダはヨコ』に使っているか?
と言うと巷レッスンとは異なる
【同じ方法・方式】を取っている事が分かります。

違うのは、
年長者で飛距離が欲しいプレーヤー選手と
飛距離より方向性を重視した

【クラブ】と【スイング】の役割分担の『比率』が少し違うだけです。


もちろん、持ち球がドロー・フェードになるのは
言うまでもありません。
ニクラウス選手のように
上半身に方向性【タテ】の要素と下半身に
【ヨコ】の要素と極大スイングアークという
(コンビネーション』もあれば、
プレーヤー選手のように
上半身に【ヨコ】の要素がある分、
【タテ】が足りない部分をクローズスタンスや
ジャンプアップで下半身に加える
『カスタマイズ』もあります。
『腕はタテ、身体はヨコ』なんて
単純なものではく、

使用クラブとカラダの癖、本人のイメージしているショットの設計図など

個々の『プロファイル』を組み合わせて
【自分に合った】スイング方法を採用していく
必要があるのではないでしょうか?
(後編に続く)