デート・ア・ライブと比較して、まず最初に感じたのが地の文の多さ。こちらは一人称視点なので、主人公の心情がツラツラと書き記されている。
序盤の70P辺りから七々々、および世界観の説明に加えキャラの掛け合いが濃くなっていて、読んでても全然飽きなかった。
説明されているというより、主人公と一緒にこれから作品へ溶け込んでいくような感覚。
独りで寂しがってる七々々ちゃんが可愛かった。でもピークはこの辺りで、中盤~終盤までこの主人公はアシスト係へと降格する。
そこで新たに出てくる(ヒロイン)が、世界を轟かせる名探偵(自称)こと壱級天災。
タイトルの通り、龍ヶ嬢七々々の埋蔵金というくらいで埋蔵金(七々々コレクション)をめぐって、冒険部が遺跡を改名してコレクションを集める話である。
一巻はもう、重護と天災の協力プレイ謎解きアドベンチャー。これに尽きる。
※アニメを視聴以前に読んでいます。【設定】
龍ヶ嬢七々々が殺された犯人を突き詰めるために、七々々コレクションを集めて暴き出す。
実に話広がる設定で、読んでて次はどんな遺跡が、仕掛けがあるのかな。とわくわくする。
【キャラ】
一巻で結構出てきた割には名前も特徴も全員覚えているぐらいには、特徴的なキャラばかり。
というかこの作品に出てくるキャラは全員名前が奇抜なので覚えやすい。
西尾維新に影響されてると聞いた。
まあ、でも壱級天災の一人勝ちといったところ。それ以外のキャラはモブと言ってもいい。主人公こっちにしたほうが盛り上がった可能性がなくもない。
唯一、目の上のたんこぶなのが主人公(致命的)
なんかところどころイライラしまくってる主人公が嫌だった。正当な理由ならまだしも、細かいことや不明瞭な場面で勝手に憤慨しないでいただきたい。
人の感情というのは伝染するもので、読んでいるこっちも同じ気持ちになる。
特に怒りは、俺が苦手とするものなので主人公が好きになれなかった。
【文章】
読み終わった後スッキリできた。締め方がいい。
【伏線】
結構ちりばめられた一巻だった。七々々が殺された犯人は明かされてないけど、ミスリードか確信に迫るものなのか、仄めかしはあった。
ちなみにアニメの方だと一話で掲示板についての伏線もあったようだ。
詳しくはYukiさんのブログで(↑めちゃくちゃわかりやすくて、しかもここと違い本当に速報なアニメレビューブログです。☆オススメブログの一つ)
普通に面白かった。600円の価値は有り。
アニメの方はちらっと4話辺りから見てみたけど、原作のほうがわかりやすいし筋が通ってる。
なにより、アニメは何でそこで切っちゃうの!? って感じでED(エンディング)を迎えるので、消化不良を残したまま次回へ。
ただ遺跡の仕掛けとかは、読んでてもいまいち要領が掴めなかったからアニメで保管すると良い。