凄腕(笑)としてバルドスカイで戦場を駆け抜け、鬼畜王となって女の子を育成しまくったり、悪鬼になってヒロイン殺したり。
いやし
だから俺は普通のエロゲを求めた!!(はずだった)
そこにちょうどニコニコに上がっていたエロゲランキング2012。
12位にランクインしてたこれを買いました!
デデドン
※過去最高に文字数が無駄に多い記事です。
ツッコミどころが多すぎてこういった事になりました。非常に申し訳ございません。
賢い人はアマゾン✩3を見てください。クリア後見て、あまりにも的確すぎる評価に吹きました。
まず始めにこのゲームが難しいとされてる所以を二つあげよう
・なぜかセーブがない
・特殊な選択肢
そう! セーブ不可。否、圧倒的オートセーブ!
しかも上書き式の、一つ限りのオートセーブなのでやらかすと本当に面倒くさいことになります。※ジャンプ機能有り
次に選択肢についてなんですが、色々エロゲしてきてそりゃあ様々な選択肢を見てきましたよ。
中には、携帯電話をかけることで分岐したりするのもあります。※エロゲじゃないけど
そしてこのエロゲは、紅茶を入れることでルート分岐します(間違ってはいない)
いや~幻創のイデアで空気ヒロイン

でも、こういうちょっとした知識がエロゲで得られるっていうのいいですよね。
まじめに説明
まず、テキストに書かれた赤文字。これが選択肢になり、どんどん左の用語集に追加されていきます。
テキスト部分に赤カッコのような待機オプションが現れたら、説明の通りに用語をドラッグ&ドロップします。
これがこのゲームの選択肢になるわけですが、調子に乗って用語をぶち込みまくってると画像右上のゲージ(運命力)が下がっていき、唐突にキャラが死を迎えます。
キャラが死ぬと、ジャン・バティスト・リエーブルマン男爵がアナウンスを流してくれます。
このゲームのマスコットキャラ的存在
ジャン・バティスト・リエーブルマン男爵です。
もう一度いいますよ!!! ジャン・バティスト・リエーブルマン男爵です。
見ての通り、外面だけ見れば凄く凝ってて面白そうだなぁ~。と思うかもしれませんが、これが!!
これが、鬼畜仕様すぎる!(まただよ)
最初は普通にプレイしてたんですが、あまりにも死にまくるので攻略サイトを見ずにはいられなかったんだ……。というか確実に無理である。
では、本題のレビューへ。
※色々時系列飛んだり、個別ENDがしょぼいのでチャプターで評価していきます。
↓この辺から――。
ミツキウサギⅠ~
俺がプレイしてきたエロゲはせいぜい50かそこらだけど、その中でも逸脱したエロシーン突入の仕方だった…。
抜きゲでもこんな唐突にエロシーン入らないよ。
ピクシブの素人を彷彿とさせるようなCGがチラホラ。基本的に舞さん以外のCGの出来は期待しないほうがいい。
シナリオに至っては、主人公がかなりの駆け足でクズになり、それに拍車をかけるように敬語キャラというのがまた鼻につく。
主人公マフィア好き設定なんですが、それなのに基本敬語っていうのもどうかと思う。
なんというか、軽い。
トランポリンにでも跳ねたかのように、ぽんっと人間性を捨ててることに非常に違和感を抱く。
駄目だこの主人公…、早くなんとかしないと…! って思いました。
ヒロインにこんな事を言われ、なおも通常運転の模様。
この主人公ある意味ブレることがないのであった。
そして、いつこいつが不幸な目に合うんだろうか。シメシメとそれだけを楽しみにプレイしてました。
…………。
……。
…。
ミツキウサギⅢ(記憶引き継ぎ)
この事象では、突然変異が起きて主人公がいきなり喋り出すという自体に(ここからフルボイス)
こじらせすぎだろww ってこの時は思ってましたけど、どうやらこれにも意味があって色々解釈があるようです。
突如爽やかボイスに変貌した主人公と相まって、一気に話が展開していきます。このゲームやってて一番面白かったパートがまず間違いなくここだった。
とにかく勢いがやべぇ!
そして中盤にして、まさかの妹ゲーになる(歓喜)
病院のシーンは死ぬほど可愛いかった。
あまりの可愛さに思わず主人公がまたヘタレた。これにはしょうがないと言わざる負えない。
名前を言ってませんでした、彼はこのゲームの主人公……。
YUKITO です。
終盤の展開、どんでん返しはあんまり好きになれなかった。演出のせいか、どうもこの手のメタ設定は受け付けないというか…。いいテンポだったのに一気に尻すぼみした。
これは、意見が分かれると思うのでぜひこのゲームやろうと思ってる人はここまでクリア目指して欲しいと思う。
なんと言ってもクリアしたあとに追加されるチャプターは、舞さん関係。ルートがないことへの救済なんだろうけど、あれは本当に色々な意味でひどい(笑)
以下10段階評価
ループ物に関してはシュタインズ・ゲートがよすぎた。あれと比べてはいけません。
このゲームの長所は、引き出しの数が非常に多いことである。詰め込みまくっているとも言う。
次から次へとネタを提供してくれるので飽きないといえばそうなんだけど、如何せんシステムがシステムなので面倒くさくてそっちに気が行ってしまう。
特に「全てをなかったことにする」というキーワードはマジでトラウマになった。これを舞さんに使った時は、心臓飛び跳ねて速攻でゲーム終了させました。以降試してない。
やっぱりクリア後も思ったけど、全体的にキャラの葛藤がぬるいかな。プレイしてる身としては、重要な場面で置いてけぼりをくらっているようで少し残念。
起承転結はしっかりしていて、意外と話も繋がっているからシナリオに関しては結構高評価。
BGM 8ポイント
古色迷宮輪舞曲のテーマ曲とも言えるこれがすごく好きです。世界観ともマッチしていて、今までプレイしてきたエロゲの中でも上位にくい込むくらい好き。こう、物悲しさを語るような音色がいいんだよねぇ。ピアノって本当にこういう切ないメロディが似合うとつくづく感じる曲。
CG・キャラ 舞さんがオンリーワン
ランキングでも絵と演出は1という素晴らしい数値をたたき出しています。このゲームは絵に関して信頼していいのは、何度も言いますが舞さんだけです。
個人的に和奏は残酷シーンが多くて好き。それだけに報われて欲しいヒロインだった。
結構どうでもいいんですけど、舞さんに関してはリップノイズ多いのが気になった。俺だけかな?
声優さんの演技もこれでもか、というくらい同じで、可愛いんだけど物足りなさがあった。
ゲーム性・システム 5
セーブできないのが辛すぎる。見たいシーンを好きな時に見直せないっていうのは、エロゲとしては致命的なのではないか。
あとは、やっぱり難しい。
なんすかこれ……。プレイ時間がバルド超えててびびりました。
というか何故攻略見て、コンプできてないのか。
そのせいで舞さんのシーンをいつまで経っても見れません。
全体評価B-
まぁまぁでした。とにかくテキストをサクサク読めるのが好印象。CGだけ目を瞑ればそこそこの迷作にはなるんじゃないでしょうか。
それでは紳士、淑女の皆さん。また次の記事でお会いしましょう。
オルヴォワール。