午前中から約一名のお風呂介助。
やがてバカに長い風呂から上がり、弱めにエアコンを効かせた居間で水分補給を促して、それから私もひとっ風呂。
私が風呂を終えて居間に戻ると、さっきまで半袖Tシャツ姿だった約一名が真冬でも着ないような厚手の半纏を羽織って小さく震えていた。
エアコンはいつの間にか「弱」から「強」に設定が変えられていて、風呂上がりの私は思わずぶるっとする寒さ。
なんでこうなるの⁉
察するに、風呂上がりで最初は暑かった約一名が調子に乗ってエアコンの冷房を強くして、おかげで急に身体が冷えたものだから冬用の半纏を羽織ったと、だいたいそんなことじゃないか?
なら、強めにした冷房を下げればいいのにそれはしないで、半纏なんか羽織って冷えた身体を温めようとしている。
こんなとき、私は何と云えばいいのか?
しかも、風呂で髪(頭)も洗ったようなのにろくに乾かしもせずにこれをやらかしたもんだから、冷えた頭がガンガンするとか言って、葛根湯が飲みたいけど切らしたみたいだから買ってきてくれだと。
それは風邪を引いたワケじゃなくて急激な温度差で一時的に頭が痛いだけだろ?
エアコンはちゃんと使えないわ、寒暖差への対策は間違ってるわ、風邪じゃないのに風邪だと思い込んだら試練の道を♪
いやはやまったく、つくづく余計な手間ばかりかける呆れた老人だこと。
やむを得ず葛根湯を買いにスーパーへ。
はあ~っ…。